アントシアニンで水溶液の性質による
色の変化を学ぼう
「ねるねるねるね」を用いた
水溶液の性質に関する学習
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対象年齢
小学6年生
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対象人数
30〜40名
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実施時間
約45分
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授業形態
オンライン授業
実施可能
小学6年生の理科では、水溶液の性質を調べる方法として
「リトマス紙」について学習をしています。
この学習を通して、「酸性」「中性」「アルカリ性」について学びますが、
発展的な学習として、酸性にも、アルカリ性にも、強弱があることを学びます。
既習内容である水溶液の学習の最後に、発展的な学習について学んでいきます。酸性やアルカリ性の中にも強弱があることを知るとともに、身近な素材(材料)で水溶液の性質を調べることができることについて学習します。アジサイやアサガオのように細胞のpHが変わると、色が変わる植物があったり、ハーブティーにレモンを加えると色が変わったりと、生活にpHが関わっていることに気づく授業にしていきます。
知育菓子®の「ねるねるねるね」ブドウ味を活用することで、pHによって色が変化する色素「アントシアニン」を使った色の変化を楽しむ実験を行うことができます。また、知育菓子®を活用することで、実験に必要なものがオールインワンの状態で1人に1つ用意することができるので、深い学習へとつながります。
授業の流れ
水溶液の性質について復習し実験を観察
水溶液の「酸性」「中性」「アルカリ性」についてや、どのような薬品で調べることができたかを復習します。その後、教師が実演する紫キャベツの水溶液についての実験を観察し、レモン汁などを入れた反応を確認。「ねるねるねるね」ブドウ味のパッケージ裏面で紫キャベツの色の成分「アントシアニン」についてチェックしよう。
導入:学びの効果POINT
- 水溶液の性質の学習について復習する
- 自発的に考えを述べる
「ねるねるねるね」で実験開始!
1番粉をトレーに入れて、水を入れたら、すぐに混ぜずにまずは観察。その後、ゆっくりと混ぜた時の色の変化に着目しよう。タブレット端末で、2番粉を入れる前の状態を写真に撮り、ワークシートに貼付けます。
展開①:学びの効果POINT
- 仲間との話し合い
- 実験観察からの気づき
2番粉を混ぜて、変化を観察しよう
2番粉を入れる前に少し舐めてみよう。その味から「何性か、混ぜると何色に変化するのか」を予想しよう。その後、2番粉を混ぜきったあとの写真を撮影し、先ほどワークシートに貼り変化を比較します。最後に、キャンディチップをつけておいしく食べよう。
展開②:学びの効果POINT
- 味から水溶性の性質を予想する
- 予想からの実験結果観察
- 観察・実験の結果を適切に記録
授業で学んだことを振り返る
実験を振り返り、気がついたこと、もっと調べてみたいことなどをワークシートに記入します。
日常生活でも、アントシアニンにどんなものを足したら、色の変化を試すことができるか、話し合ってみよう。
「ねるねるねるね」ブドウ味を活用した実験で、身近な素材で水溶液の性質を調べることができることについて学習し、生活にpHが関わっていることに気づく授業にしていきます。
小学6年生
アントシアニンで
水溶液の性質による色の変化を学ぼう
「ねるねるねるね」を用いた
水溶液の性質に関する学習
「ねるねるねるね」を用いた
水溶液の性質に関する学習
ねるねるねるね ブドウ味(1セット10個入り)
1セット¥1,404~(税込)
- <特典>
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- ・授業スライド(PDF版)
- ・指導シート(PDF版)
- ・指導書(Word版)
岩田智文 先生
小学校教諭
小学校教諭・理科主任、プログラミング教育推進教員、Microsoft Innovative Educator Fellow。2018年3月Microsoftの推薦を得てMicrosoft Education Exchange 2018に参加。ICTを活用した理科授業を初任時より研究。近年は、「Hacking STEM」「Power BI」「Minecraft」を活用した理科授業に力を入れる。
水溶液の学習の既習内容と、知育菓子®の実験による実体験を関係づけながら、水溶液の性質による色の変化を理解し、観察・実験の結果を適切に記録できるようになることを目指します。また、水溶液の性質について追求していく中で、内容物(水に溶けていくもの)による性質の違いや働きの違いについて、仲間との話し合いを通じて、より妥当な考えを生み出し表現します。
授業の実験を経て、水溶液の性質や働きについて学んだことを、今後の学習や日常生活につなげ、学習意欲を高めます。