好きなものをつくってみよう!
「ねりキャンワールド」を用いた
自由に制作表現を楽しむ学習
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対象年齢
年中(4〜5歳)
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対象人数
約60名
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実施時間
約60分
(別途動画視聴時間20分) -
授業形態
対面授業
「ねりキャンワールド」を使用し、好きなものを制作、表現します。
その後、教員が子どもの作品を簡単な動画にしてみんなで視聴します。
「五感で感じながら遊ぶ」「自分の思い描いたものや、遊んでいる中で偶然にできた色や形からインスピレーションを得てイメージしたものを自由に表現する」ことがねらいです。
「ねりキャンワールド」のような素材を子どもに提供するとき、例えば「果物を作りましょう・町を作りましょう」のように最初に「テーマ」をもって制作する場合と、「遊んでいたら丸くなってお団子になったけれど、つぶしたらハンバーグになった」など「感触や遊びの中のイメージ」から発展させて制作する場合があります。この授業は後者をねらいとして活動します。
授業の流れ
どんなものを作ってみたいか
イメージしよう
「ねりキャンワールド」を使って好きなものを作ることを説明し、どんなものを作ってみたいかイメージを膨らませます。
導入:学びの効果POINT
- お菓子を使って作ることを伝えることで活動への意欲が高まる
- 教師や友だちの発言を聞いて更にイメージを膨らませる
「ねりキャンワールド」を
使って作ろう
手洗いと消毒、作る際の約束(留意点)について話した後は、「ねりキャンワールド」でイメージしたものを作ります。ソフトキャンディをちぎったり伸ばしたり、イメージに合わせて自由に作ります。
展開①:学びの効果POINT
- 感触やにおいなどから自発的に
イメージして面白さに気づく - 手を動かしながら自然と自分の思いや考えを話す
- 言葉を交わし合い表現することにつなげる
作品を見せ合い、感想を伝え合おう
友だち同士で作品を見せ合い、作った感想・友だちの作品を見た感想を話し合います。教員は動画制作のため作品の写真を撮影。その後、動画編集アプリなどを使用し、写真を使って動画を制作します。
まとめ:学びの効果POINT
- 見せ合うことで互いに刺激を受け、子どもたちのイメージや表現の方法が広がっていくことを期待する。
教員が制作した動画を見よう
後日、教員が作品の写真を使って制作した動画をみんなで視聴します。自分が作った作品が画面に映ると歓声があがります。
事前に衛生面が確保される環境を設定し、スムーズに活動に取り組めるよう事前に準備しておくことで、安心して授業に取り組めます。また、自由に作って表現することがねらいなので、 制作中に工夫している姿、どんな風に作って何を表現していたか、どんなことに面白さを感じ夢中になっているか、子どもの言葉や会話を教員が受け止め、一人ひとりに声をけたり、友だちの姿をクラスに伝えることで楽しさやイメージがひろがります。
年中(4〜5歳)
好きなものをつくってみよう!
「ねりキャンワールド」を用いた自由に
制作表現を楽しむ学習
「ねりキャンワールド」を用いた
自由に制作表現を楽しむ学習
ねりキャンワールド(1セット7個入り)
1セット¥2,117~(税込)
- <特典>
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- ・指導シート(PDF版)
- ・指導書(Word版)
青木織江 先生
幼稚園主任・教諭
長年 幼稚園教諭として幼児教育に携わる。常に新しいアイデアを取り入れながら、子どもの興味関心を引き出し、探求心を刺激する保育を行っている。
子どもたちは「お菓子で作品を作る」という特別感や、粘土にはないソフトキャンディのにおいや感触を味わいながら楽しんでいました。その経験が子どもの想像力を膨らませて、さらに集中する姿につながっていたように思います。また、子ども同士が楽しそうに会話をしながら作る姿も印象的でした。後日、動画で自分の作品が動いている様子を見ると喜び、夢も広がったようです。
私が実践した際には、作品を園で食べずに持ち帰ってもらい、食べることについては保護者の判断に委ねました。