授業実践レポート
高崎健康福祉大学 教育イベント
「あそびとまなびスペース」
実践者:高崎健康福祉大学 村田美和 先生
<イベント特別授業>
お菓子の科学を追求しよう!
「つかめる実験!ふしぎ玉」はなぜつかめるのか!?
その秘密を探りおいしい科学を追求しよう!
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対象年齢
読み書きが苦手な小学3年生〜中学生
知育菓子®授業の様子
高崎健康福祉大学で、知育菓子®を教材にして遊びながら学ぶことをテーマに、4種類のワークショップが行われました。
「お菓子の科学を追求しよう!」では、「つかめる実験!ふしぎ玉」がなぜつかめるのか、その秘密を探りおいしい科学を追求し、タブレット端末でノートを書く体験を子どもたちにしてもらいました。
お菓子博士が作ってくれる「つかめる実験!ふしぎ玉」を観察します。
その後、液体がなぜつかめる玉になるのか、お菓子博士の解説を聞きながら、子どもたちは、タブレット端末で撮影した写真を貼ったり、絵を描いたりしながら、自分で考えて自由にノートをとりました。
書くことが苦手でも、デジタルノートアプリケーション「Microsoft OneNote」を使えば自在にノートをとることができることをということを体験しました。参加した子どもたちには、合理的配慮の視点と、自分に合った学び方を自分で考えるという視点を養いました。
授業動画
2023.04
村田美和 先生
高崎健康福祉大学
高崎健康福祉大学 人間発達学部 子ども教育学科 講師。高崎健康福祉大学で学習障害のある子どもたちの合理的配慮を研究。Microsoft認定教育イノベーター。
「つかめる実験!ふしぎ玉」の科学的な仕組みについて理解するとともに、タブレット端末のアプリ「Microsoft OneNote」を使ってメモを取れるようになることが、この授業のねらいです。読み書きが苦手で、普段ノートをとることに抵抗がある子どもが、タブレット端末を手にワクワクした気持ちで、自主的にメモしたいと思えるような環境をつくりたいと考え、授業を考案しました。
授業を実施する際には、「つかめる実験!ふしぎ玉」の説明に入る前に「タブレット端末は紙と鉛筆の環境と異なり、苦手な漢字を使ってメモができること」「メモをとることは新たな知識を理解することに役立つということ」を子どもたちにしっかり説明しました。
タブレット端末でメモをとりながら授業に参加することにより、なぜ水がつかめるのか化学的な知識とともに理解しながら、興味ある事象に対する思考を深めることができることに、子ども自身が気づくことができます。