アルゼンチノサウルス 首(くび) 体(からだ) 足(あし) しっぽ 生(い)きていた時(じ)代(だい):白(はく)亜(あ)紀(き)後(こう)期(き) 種(しゅ)類(るい):竜盤類(りゅうばんるい)/竜脚類(りゅうきゃくるい) くわしくみる 体(からだ)の大(おお)きさ:全(ぜん)長(ちょう)35m、高(たか)さ15m/体重(たいじゅう)70t 食(た)べていたもの:植物食(しょくぶつしょく) 小林先生のかいせつ 小(こ)林(ばやし) 快(よし)次(つぐ) 先(せん)生(せい) アルゼンチノサウルスは、これまで発(はっ)見(けん)されている恐(きょう)竜(りゅう)の中(なか)で最(さい)大(だい)級(きゅう)の恐(きょう)竜(りゅう)だよ。南(みなみ)アメリカ大(たい)陸(りく)のアルゼンチンで化(か)石(せき)が発(はっ)見(けん)されたよ。アルゼンチノサウルスは、竜(りゅう)脚(きゃく)類(るい)という種(しゅ)類(るい)の恐(きょう)竜(りゅう)で、この種(しゅ)類(るい)の恐(きょう)竜(りゅう)には、とっても大(おお)きいものが多(おお)いよ。これらの恐(きょう)竜(りゅう)は植(しょく)物(ぶつ)食(しょく)で、体(からだ)が大(おお)きいのでたくさんの植(しょく)物(ぶつ)を食(た)べていたんだ。だから、大(たい)量(りょう)の植(しょく)物(ぶつ)を消(しょう)化(か)するために、胃(い)もすごく大(おお)きいよ。また、胃(い)の中(なか)には「胃(い)石(せき)」と呼(よ)ばれる石(いし)をもっていて、これを使(つか)って硬(かた)い繊(せん)維(い)の入(はい)った葉(は)っぱをすり潰(つぶ)して消(しょう)化(か)していたよ。植(しょく)物(ぶつ)食(しょく)の恐(きょう)竜(りゅう)は肉(にく)食(しょく)恐(きょう)竜(りゅう)に襲(おそ)われることが多(おお)いけど、アルゼンチノサウルスのような大(おお)きな恐(きょう)竜(りゅう)は襲(おそ)われることもほとんどなかったみたいだよ。 写(しゃ)真(しん)はアルゼンチノサウルスの背(せ)骨(ぼね)だよ。首(くび)の骨(ほね)は見(み)つかっていないけど、10個(こ)以(い)上(じょう)の骨(ほね)が繋(つな)がっていたんだ。長(なが)く繋(つな)がった首(くび)の骨(ほね)は、筋(きん)肉(にく)やじんたいでしっかりと支(ささ)えていたよ。ちなみに、体(からだ)が大(おお)きい恐(きょう)竜(りゅう)は体(たい)温(おん)も高(たか)いんだ。トカゲやヘビは、高(たか)い体(たい)温(おん)を保(たも)てないから、ひなたぼっこをしないと動(うご)けなくなってしまう時(とき)があるよ。だけど、体(からだ)の大(おお)きな竜(りゅう)脚(きゃく)類(るい)は、高(たか)い体(たい)温(おん)を保(たも)つことで、寒(さむ)い時(とき)でも運(うん)動(どう)することができたよ。
小林先生の
かいせつ
小林 快次 先生
アルゼンチノサウルスは、これまで発見されている恐竜の中で最大級の恐竜だよ。南アメリカ大陸のアルゼンチンで化石が発見されたよ。
アルゼンチノサウルスは、竜脚類という種類の恐竜で、この種類の恐竜には、とっても大きいものが多いよ。これらの恐竜は植物食で、体が大きいのでたくさんの植物を食べていたんだ。だから、大量の植物を消化するために、胃もすごく大きいよ。また、胃の中には「胃石」と呼ばれる石をもっていて、これを使って硬い繊維の入った葉っぱをすり潰して消化していたよ。植物食の恐竜は肉食恐竜に襲われることが多いけど、アルゼンチノサウルスのような大きな恐竜は襲われることもほとんどなかったみたいだよ。
写真はアルゼンチノサウルスの背骨だよ。首の骨は見つかっていないけど、10個以上の骨が繋がっていたんだ。長く繋がった首の骨は、筋肉やじんたいでしっかりと支えていたよ。
ちなみに、体が大きい恐竜は体温も高いんだ。トカゲやヘビは、高い体温を保てないから、ひなたぼっこをしないと動けなくなってしまう時があるよ。だけど、体の大きな竜脚類は、高い体温を保つことで、寒い時でも運動することができたよ。