テリジノサウルス 頭(あたま) 首(くび) おなか ツメ 足(あし) 生(い)きていた時(じ)代(だい):白(はく)亜(あ)紀(き)後(こう)期(き) 種(しゅ)類(るい):竜盤類(りゅうばんるい)/獣脚類(じゅうきゃくるい) くわしくみる 体(からだ)の大(おお)きさ:全(ぜん)長(ちょう)8〜11m、高(たか)さ5m/体重(たいじゅう)2〜5t 食(た)べていたもの:植物食(しょくぶつしょく) 小林先生のかいせつ 小(こ)林(ばやし) 快(よし)次(つぐ) 先(せん)生(せい) テリジノサウルスという名(な)前(まえ)は「刈(か)り取(と)りをする爬(は)虫(ちゅう)類(るい)」という意(い)味(み)。 前(まえ)足(あし)の大(おお)きなツメが刈(か)り取(と)り用(よう)の大(おお)鎌(がま)に見(み)えたことから、そう名(な)付(づ)けられたよ。 テリジノサウルスは獣脚類(じゅうきゃくるい)としては珍(めず)しく植物食(しょくぶつしょく)なんだ。植物食(しょくぶつしょく)の恐(きょう)竜(りゅう)はふつう、胃(い)の中(なか)に「胃(い)石(せき)」と呼(よ)ばれる石(いし)をもっていて、これを使(つか)って硬(かた)い葉(は)や穀(こく)物(もつ)をすり潰(つぶ)して消(しょう)化(か)していたよ。 でも、テリジノサウルスは同(おな)じ植物食(しょくぶつしょく)なのに、胃(い)石(せき)をもっていなかったんだ。 代(か)わりに長(なが)い消化管(しょうかかん)をもっていたよ。 2013年(ねん)モンゴルで見(み)つかった大(おお)きな巣(す)の跡(あと)から、テリジノサウルスの親(おや)は、巣(す)の近(ちか)くにずっといて、自(じ)分(ぶん)の卵(たまご)を外(がい)敵(てき)から守(まも)っていた、ということが分(わ)かっているんだ。大(だい)事(じ)に育(そだ)てていたんだね。
小林先生の
かいせつ
小林 快次 先生
テリジノサウルスという名前は「刈り取りをする爬虫類」という意味。 前足の大きなツメが刈り取り用の大鎌に見えたことから、そう名付けられたよ。 テリジノサウルスは獣脚類としては珍しく植物食なんだ。
植物食の恐竜はふつう、胃の中に「胃石」と呼ばれる石をもっていて、これを使って硬い葉や穀物をすり潰して消化していたよ。 でも、テリジノサウルスは同じ植物食なのに、胃石をもっていなかったんだ。 代わりに長い消化管をもっていたよ。
2013年モンゴルで見つかった大きな巣の跡から、テリジノサウルスの親は、巣の近くにずっといて、自分の卵を外敵から守っていた、ということが分かっているんだ。大事に育てていたんだね。