目次
皆さんは、夜しっかり眠ることができていますか? 今回はコットンのナイトウェアのお話から、オーガニックコットンがどうして環境にやさしいのか?また睡眠についても、現代の睡眠環境などを考えながら、肌触りがどう睡眠と関わっているかなどもお伝えしていきます。
オーガニックコットンが環境にやさしい理由
オーガニックコットンと普通のコットンはどちらもやわらかく、肌にやさしい素材です。
オーガニックコットンが環境にやさしいのは有機栽培で育てた綿花を使って作られているからです。
普通の綿花を栽培し収穫するまでには、量産するための除草剤、殺虫剤、成長剤、枯葉剤など、たくさんの種類の農薬が使用されることがありますが、残留農薬は少ないと言われています。
また、糸にする際に、コットンボールの油分を苛性ソーダなどで脱脂をしたり、糸が機械に引っかからないよう加工が施されたり、栽培の段階から製品を作るまでの間に、様々な工程が入ることがあります。
オーガニックコットンと一般的なコットンの品質には大きな違いはありません。
オーガニックコットンと一般的なコットンの違いは環境へのやさしさです。有機栽培で手間ひまかけて綿花を育てているのは、土壌や水質への地球環境負担の軽減や生産農家の健康を考えているからです。
コットンのやわらかな肌触りでどうして緊張がほぐれるのか
私たちは情報社会の過剰な情報のなか、さまざまなストレスに直面しています。ベッドでもスマホが手放せないと、脳がなかなか休まらず、常に交感神経が優位な状態に。深い眠りに就くためには、脳をオンモードからオフモードへ上手に切り替えていく必要があります。そこで注目したいのが、皮膚からの情報です。皮膚は肌触りや温度を脳に伝える感覚器官の一つで、「第二の脳」とも言われています。温かいものに触れると心が温かくなる、気持ちいい感触で心がゆるむ、誰かに背中を撫でられるとホッとするなど、肌からの情報はホルモン分泌の指令を出す視床下部、感情を司る扁桃体など、脳の様々な部位へと届けられます。ハンドセラピー、タッチセラピーが注目されているように、肌の感覚は心と体に深く繋がっています。
ですから、コットンのふわっとした風合いや、空気を含んだ温かさ、やわらかな肌触りが、肌から脳に伝わり、心と体の緊張を解いて安らぎをもたらすのです。
毎日のルーティンを肌触りが後押ししてくれる
眠りの質を上げていくには、交感神経が優位な状態から、ゆっくりと副交感神経優位にシフトしていくことが大切です。夜はゆっくりと入浴をして、リラックスしていくとともに、お風呂上がりには、心地よい肌触りのナイトウエアを着て、肌からも入眠のサインを送ります。そしてスマホのブルーライトを避け、お風呂で上がった体温が下がる前に布団に入ります。体温が上昇し、その後の体温低下が睡眠を促進します。就寝の約2時間前に入浴することが推奨されています。また、暑い季節は、十分な水分補給を心がけましょう。脱水状態は睡眠の質にも影響を与えます。エアコンなどを適切に使用し、快適な室温を保つことも重要です。こうした毎日の何気ないナイトルーティンを続けていくと、その習慣が体のサイクルを整え、深い眠りへと導いてくれます。またコットンで作られたウエアは、通気性がよく、糸が起毛しているため吸水性も高いので、寝ている間も快適に温度調節をしてくれます。そんなコットン製品の中でも、環境にやさしいオーガニックコットン製品を手に取ってみてはいかがでしょうか?
オーガニックコットン製品の日常のケア
せっかく手間ひまかけて有機栽培で育てたコットン製品を、お洗濯の時には、化学薬品の使用を控えたオーガニック洗剤をおすすめします。通常のコットン製品より糸の撚りが甘いオーガニックコットン製品は、柔軟剤を使わなくても、洗濯をするうちに風合いが柔らかく変化していくものが多いようです。
たくさんの種類が選べるようになったオーガニックコットン製品から、心地よい肌触りの製品を選び、生活に取り入れていくことをおすすめします。
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