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最近、目が疲れたり、ストレスが溜まっていたりしていませんか?目のトラブルやストレス解消には、木や緑が役に立つというのをご存知でしょうか?今回は、ストレス解消や目を癒すために訪れたい、楽に高い標高まで行けるロープウェイをご紹介いたします。また、最後に、漢方における「木」と「目」のつながりやおすすめの漢方薬をご紹介します。
目を癒してくれる緑の木々
「目の疲れをとるには、遠くの緑をみるといい」と聞いたことはありませんか?遠くを見ることで、目の構造的には筋肉を緩めることができます。また、緑色は、自律神経に影響をあたえることで、ストレスを解消し、目を癒すともいわれています。「青」や「緑」は漢方の世界でも目を癒す色として扱われます。山や森などに行ってみると目の養生になりますよ。
おすすめロープウェイ一覧
ロープウェイで楽にいける標高の高い山をご紹介します。目を癒しに、ぜひ、お近くの山を訪れてみてはいかがですか?
※ご紹介するスポットはロープウェイで気軽にアクセスできますが、歩きやすい靴、動きやすい服装でのお出かけをおすすめします。平地よりも気温が低いので厚着にしたり重ね着したりと工夫しましょう。天候も変わりやすいので事前に情報をチェックしてお出かけください。
「神々の遊ぶ庭」のお散歩で目を癒そう
<北海道> 旭岳ロープウェイ http://asahidake.hokkaido.jp/ja/
大雪山にある北海道最高峰標高の「旭岳」2291m。ロープウェイは東川町の「旭岳温泉(山麓駅)」から旭岳5合目(標高1,600m)までを10分間で結んでいます。姿見の池散策路は、1周約1時間。緯度が高いため本州なら3000m以上でしか見られない高山植物を手軽に見ることができる日本唯一の場所です。運が良ければエゾシマリスにも出会えるかも!?カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)の散歩をお楽しみください。
北海道上川郡東川町旭岳温泉
緑を楽しめるシーズン:6月~8月
多彩なハイキングコースが魅力!緑と水で癒されよう
<山形県>蔵王中央ロープウェイ http://zaochuoropeway.co.jp/jp/summer/
蔵王中央ロープウェイは、蔵王温泉にある『温泉駅』と標高1387mの鳥兜山にある『鳥兜駅』間、延長距離1,787mを7分30秒で運航しています。山頂からの散策は30分程度の初心者向けから脚に自信のある方向けまで、多彩なコースがありハイキングに絶好の場所です。 透き通ったエメラルドグリーンのドッコ沼や滝まで足を延ばしてみませんか?
山形県山形市蔵王温泉940-1
緑を楽しめるシーズン:5月下旬~9月
雄大な景色を見ながらの食事でおなかも目も大満足
<群馬県>谷川岳ロープウェイ http://www.tanigawadake-rw.com/
全長約2400mのロープウェイで行く天神平では、たくさんの高山植物たちがお出迎え。ペアリフトを使って天神峠(標高1502m)へ行き360℃の大パノラマを堪能しましょう。天神平駅にはガラス張りの大きな窓のレストランがあり、食事をしながら雄大な景色を楽しむことができます。
群馬県利根郡水上町大字湯桧曽字湯吹山国有林
緑を楽しめるシーズン:5月下旬~9月
氷河期の氷で削られた地形[カール]の絶景が目を癒す
<長野県>駒ヶ岳ロープウェイ https://www.chuo-alps.com/
中央アルプス宝剣岳(標高2,931m)直下の通称「千畳敷カール」まで架けられた、山岳ロープウェイです。出発駅から頂上駅までの高低差950mは日本一で、ロープウェイを降りたら別世界が広がります。様々な花が咲く中を散策したり、頂上にあるカフェでのんびりリラックスするのもおすすめです。
画像提供:中央アルプス観光株式会社
長野県駒ヶ根市赤穂759-489
緑を楽しめるシーズン:6月下旬~9月中旬
2階建てゴンドラで行く2000m超えアルプス山脈の大自然で目を癒そう
<岐阜県>新穂高ロープウェイ http://shinhotaka-ropeway.jp/
日本唯一の2階建てゴンドラに乗れば、お子様からお年寄りまで、気軽に標高2,000mを超える絶景を楽しむことができます。アルプス山脈に囲まれた大自然をご体感ください。途中のしらかば平駅の目の前の足湯で緑豊かな景色とロープウェイを眺めながら癒やされませんか?
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂710−58
緑を楽しめるシーズン:4月下旬~9月中旬
西日本最高峰からの眺望が目を癒す
<愛媛県>石鎚登山ロープウェイ http://www.ishizuchi.com
石鎚登山ロープウェイの山頂駅(標高1,300m)。ロープウェイを降りてからの登山道は整備されていて手軽に登山が楽しめるスポット。頂上は西日本最高峰 天狗岳1,982mです。石鎚山は霊峰ともいわれるパワースポット!素晴らしい眺望を見て目を癒やし、エネルギーをチャージしましょう。
愛媛県西条市西之川下谷甲81番地
緑を楽しめるシーズン:4月下旬~9月
漢方における「木」と「目」のつながり
木、緑と目には関係があると説明しましたが、漢方においては古代から「木」と「目」には深いつながりがあると考えられてきました。その理由と対処法についてもお話ししていきます。
木の持っている漢方的な意味とは
木は根っこからぐんぐんと伸び、栄養や水分を取り入れて上や外へと広がっていく性質があります。漢方の理論では、「木」には「生長発展」「のびやか」「円滑」などの特性があるとされています。
人間のカラダを木に例えれば、水分と栄養素や酸素を含む血液が全身をくまなく巡っているのが健康な状態です。もし、この巡りに問題があれば、末端にある目のはたらきにも影響が出てきてしまうと考えることができます。
季節の変わり目のように環境変化が大きくイライラしがちな時期には目にもトラブルが現れがちです。そんな時はゆったりとした気持ちで過ごすようにすることが養生になります。ご紹介した自然の緑や青をみることの他にも、川の流れるところで深呼吸したりすることもおすすめです。
目の疲れやかすみ目におすすめの漢方薬とは?
また、漢方薬で疲れを取るのも方法の1つです。目の疲れやかすみ目に効果がある漢方薬としては「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」があります。内臓のはたらきを整え、余分な熱を冷ます作用のある漢方に、明目作用(目に栄養を与え、見る力を強化する作用)があるといわれる生薬「枸杞子(くこし)」と「菊花(きくか)」を加えた漢方薬です。疲れ目やかすみ目などの目のトラブルに悩んでいる方は、ぜひ漢方も試してみると良いでしょう。