【ほうれい線予防マッサージ】ほうれい線の原因は?予防のためのホリスティック・ケアとは?

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【ほうれい線予防マッサージ】ほうれい線の原因は?予防のためのホリスティック・ケアとは?

目次

加齢とともに現れるしわの中でも特に目立つのが、「ほうれい線」。ほうれい線とは、頬と口元の境界線、鼻の両脇から唇の両端に伸びる鼻唇溝(びしんこう)とも呼ばれる線です。
肌のハリや筋肉、骨格などから、目立ちやすさには個人差がありますが、30代頃から気になり始め、見た目年齢を押し上げる要因となっています。今回は、ほうれい線の原因や自分で出来るケア方法をご紹介します。

ほうれい線の原因とは?

まず、しわの中でも、「目の下、頬、口元、首」にあるしわは、加齢などによるハリの衰えから生じる「たるみ」が大きな要因です。そこで、ほうれい線の予防には、「たるみケア」を優先するのがおすすめ!
それでは、加齢も含めて知っておきたい主な原因を見ていきましょう。

  1. ① 加齢・・・加齢により肌の真皮でハリを支えるコラーゲン、エラスチンの量・質が低下していきます。顔の筋力も衰え、ホルモンバランスの乱れなども肌のしわやたるみに影響を与えています。
  2. ② 肌の乾燥・・・肌の乾燥により肌のバリア機能も低下し、外的ダメージを受けやすくなります。また、乾燥することでよりシワが目立ちやすく、エイジングが加速します。冷暖房の風や寒風による乾燥にも気をつけましょう。
  3. ③ 紫外線・・・肌老化の約70%は、紫外線による光老化が要因と言われるほど、肌への影響が大きいのが紫外線。雨や曇りの日でも紫外線は降り注ぎ、1日中家の中にいても窓のそばでは窓を透過してはいってきます。
  4. ④ 間違ったお手入れ・・・クレンジングや洗顔の時、タオルで顔を拭く時、マッサージをしている時、ごしごしとこすったり、過度に繰り返したりと、肌に負担をかけすぎていませんか?強い力や過度な頻度で刺激を与え続けることで、ダメージは蓄積されていきます。

原因は、上記以外にもさまざまありますが、ポイントとなるのは「予防的ケア」。ほうれい線が深くならないよう浅いうちにケアをして目立たなくする等、日頃から予防的にケアを取り入れていきたいものです。

例えば、1年中を通してのUVケアや日々のお手入れが今の自分の肌状態や肌悩みに合っているのか見直してみてもいいかもしれません。しっとりしなやかでハリのある、シワが出来にくい肌を目指しましょう。

【ほうれい線防止】手軽にできる実践的たるみケア!

ここでは、手軽にできる簡単マッサージとツボを確認していきましょう。お風呂上がりのスキンケアの時など、身体全体が温まり、肌が潤い、肌表面も滑りが良く、余分な力が加わらないような状態で始めましょう。

まずは、顔と頭皮のこりをほぐしましょう。顔の皮膚と頭皮は1枚の皮膚で繋がっています。その中でも「側頭筋」ほぐしがおすすめ。この部分が凝り固まっていると、顔全体のたるみの原因になると言われ、ほうれい線予防に効果的です。

「側頭筋」ほぐしマッサージのイラスト
  1. ① 側頭筋をこめかみのあたりから親指以外の4指で、円を描きながら斜め上へほぐします。
  2. ② こめかみのあたりを手のひら全体で側頭筋を包み込み、手のひらの下半分を使って筋膜を斜め上にゆっくり引き上げます。少しずつ位置をずらして丁寧にほぐします。
    側頭筋をこめかみのあたりから親指以外の4指で、円を描きながら斜め上へほぐすイラスト
    口周りの口輪筋を鍛えましょうのイラスト
  3. ③ 中指と薬指で小鼻の横のあたりから頬骨にそって少しずつ移動しながら、軽く押し上げながらほぐしていきます。
  4. ④ 口周りの口輪筋を鍛えましょう。舌を口内で口輪筋を意識してゆっくり数回まわします。左回り、右回りもバランス良く行いましょう。

次に、顔周りにあり、押さえておきたいツボはこの3カ所。
地倉(ちそう)、迎香(げいこう)、巨髎(こりょう)このツボは、肌のむくみ、しわ、たるみに効果的。力を入れすぎないように優しく、中指の指の腹で3~5秒ずつ押してみましょう。ゆっくり息をはきながら行いましょう。

地倉(ちそう)、迎香(げいこう)、巨髎(こりょう)のツボのイラスト
  • 地倉(ちそう)唇の両端
  • 迎香(げいこう)小鼻の外側にあるくぼみ
  • 巨髎(こりょう)黒目から真下に引いた線と小鼻の外側から横に引いた線が交わるところ

*過度な力や頻度は禁物。過剰な刺激により、たるみを促進させたり、肌にダメージを与えたりして、逆効果になることもあるので注意しましょう。

【おすすめスキンケア】ほうれい線ケアを目立ちにくくし、悪化を予防!

乾燥している肌は、しわが目立ちやすく、深く刻まれやすくなります。朝晩のお手入れで、自分の肌のハリ・弾力・潤いの状態を確認しましょう。また、日々のスキンケアに、エイジングケア(年齢に応じたスキンケア)に特化したアイテムや成分配合のスキンケアを取り入れていますか?

例えば、レチノール、ナイアシン、ビタミンC誘導体など、しわやたるみなどの予防を意識した成分が配合されているスキンケア商品を選択肢の1つに加えてもいいですね。
また、出来てしまったほうれい線は、肌の調子を整えることで目立ちにくくし、悪化を予防することが大切になっていきます。

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【食事も意識的に】ほうれい線が気になる方へおすすめの食事

栄養素としては、抗酸化作用があり美肌のビタミンとして知られる「ビタミンA、C、E」これらのビタミンはまとめてとることで、相乗効果も期待できます。また、色の濃い野菜や果物に多く含まれる、ポリフェノールやカロテノイドなどのフィトケミカルもおすすめ。

さらに、意識的に、かみ応えのある食材で口回りをちゃんと動かし、表情筋も鍛えたいですね。飲み物で手軽に取り入れるなら、ハーブティや漢方茶がおすすめです。
日常的にお茶として飲むことが出来、有効成分を吸収しやすいのがポイントです。
ハーブティ・・・ビタミンCの爆弾とも呼ばれる「ローズヒップ」と爽やかな酸味とルビー色の「ハイビスカス」の美肌ブレンドが人気。
漢方茶・・・肌を整える効果が高いとされる「はとむぎ茶」や、ビタミンCが多く含まれる「柿の葉茶」もおすすめ。

ほうれい線が出来る、出来やすい原因を理解した上で、まずは自分に出来るケアから始めてみましょう。また、不規則な食生活、運動不足、睡眠不足は肌老化を促進させる大きな要因です。日々の暮らしを丁寧に、内外からホリスティックにケアをしていくことが大切ですね。

執筆者
小塚美香
ホリスティックビューティエキスパート

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