目次
- 在宅ワークや運動不足な人必見!お風呂の効果を知っておこう。
- 肩までしっかり浸かる入り方で、自律神経を整える。
- 入浴のついでに、めぐりUPの簡単マッサージ&エクササイズ
- 忙しければこれだけでも!部分浴でお手軽入浴【足湯・手浴】
皆さんは、日々のお風呂時間はどのように過ごされていますか?湯船にお湯をためて入浴をしている人、シャワーだけでさっと済ませている人、色々な方がいらっしゃると思います。 実は、入浴は最高のセルフケアタイム!です。今回は、入浴の基礎知識と、忙しい現代人におすすめの入浴時間の過ごし方や入浴法についてお伝えします。
在宅ワークや運動不足な人必見!お風呂の効果を知っておこう。
在宅やデスクワークで動く機会が少ない、忙しくなかなか運動する時間が取れない、そういった方も増えているのではないでしょうか。そんな中で、入浴は身体を温め、めぐるカラダ作りに最適な方法の一つといえます! 湯船に浸かることで、こんな効果が期待できます。
- ・身体が重力から解放されることで血管が開き、血行が促進される
- ・カラダのめぐりが良くなり、老廃物の排出や新陳代謝アップに繋がる
肩までしっかり浸かる入り方で、自律神経を整える。
自律神経、という言葉は、最近色々なところで話題に出るので、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。 私たちの活動を支える自律神経は、一日の大きな流れとして、本来日中はアクティブモードな交感神経、夜はリラックスモードな副交感神経が優位になります。しかし、スマホやタブレット、パソコンなどのブルーライトによる刺激、また生活習慣の夜型化などから、夜に副交感神経が優位になりきれずに、身体や脳がきちんと休息できていないケースがあります。 以下のような状態が当てはまる方は、夜も交感神経が優位になり、きちんとした睡眠が取れていない可能性があります。
- ・朝にすっきり起きられない
- ・しっかり寝たのに、疲れが取れていない感覚がある
- ・肌がくすみがち
そんな状況にぴったりなのが、入浴です。寝る前にゆったりとお風呂に入ることで、身体がリラックスモードになり、質の高い睡眠や休息につなげることができます。 入浴時の温度もポイントです。個人差はありますが、リラックスモードになりやすいお湯の温度は、冬場は40度前後、夏場は38度前後くらいと言われています。10分くらい浸かっているとじんわり汗をかいてくるくらいの、自分が心地よいと感じる温度を探してみてください。 また、半身浴を好まれる方もいらっしゃるかもしれませんが、全身を十分に温めたいなら、おすすめは肩までしっかり浸かる入り方です。そうすることで、肩や首の血行も促進され、肩こり、頭痛の対策としても効果が期待できます。 入浴中にテレビやスマホなどで動画を観る人もいらっしゃるかと思いますが、しっかり身体をリラックスモードにしてあげるという意味では、入浴中は動画を観ずにゆったりとした時間をすごすようにしてみましょう。
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入浴のついでに、めぐりUPの簡単マッサージ&エクササイズ
ここでは、入浴時にも手軽にできる、おすすめ簡単マッサージとエクササイズをご紹介します。
“耳裏ほぐし”で、隠れ食いしばりをケアしましょう。
集中する作業や、寝ながらスマホなど安定しない姿勢を続けていると、人は無意識にぐっと顎から耳にかけての筋肉に力が入りやすくなるため、隠れ食いしばりの人の状態になっている場合があります。この状態が続くと、肩、首の凝りにつながり、最終的に片頭痛の症状が出てしまう人も。 そうならないために、お風呂に入ったらぜひ耳裏をほぐしてみましょう! ちょうど耳たぶの裏あたり、耳の付け根の少しくぼんだ場所は、特に顎に力が入ると凝り固まりやすいところです。人差し指や中指をあてて、痛すぎない範囲でゆっくりと円を描くように押してほぐしてみましょう。
“指の付け根ほぐし”で、手の疲れ起因の肩こりをケアしましょう。
パソコンのキーボードやマウス、スマホの操作は指に力が入るため、現代人は意外と手が凝りやすいです。手が凝ることで、そこから肩~首に繋がっている筋肉の緊張・凝りにも影響していきます。手の親指と人差し指の骨が繋がっているあたりの付け根を、反対の手の親指と人差し指でしっかり掴んでマッサージしてみましょう。 この辺りには、疲れやストレスにも効く【合谷(ゴウコク)】というツボもあるので、しっかりマッサージするのがおすすめです。
“足指グーパーエクササイズ”で、末端の冷えをケアしましょう。
運動不足や、ヒールのある靴を履いていると、なかなか足の指をしっかり使って歩けていない場合があります。足指が使えていないと、血行不良から末端の冷えにもつながるので、足の指五本を使ってグーパーの動きをするエクササイズがおすすめです。 これにより、末端の血行を促し、足のめぐりも良くなり、むくみの改善も期待できます。足指が普段の歩行でうまく使えていない人は、足の小指をうまく動かせない場合があるので、ぜひこまめにこのエクササイズをしてみてください。
忙しければこれだけでも!部分浴でお手軽入浴【足湯・手浴】
湯船に浸かった方がいいのは分かっているけど、忙しくてなかなか毎日入る時間がない…という方には、部分浴という入浴法がおすすめです。部分浴とはその名の通り、身体のある部分だけ入浴する方法で、一番知られているのは足湯です。 今回おすすめしたいのは、足湯よりもっと手軽にできる、手浴です!洗面器や洗面台にお湯を張り、肘から下を浸けてください。パックやスチーマーなどのながら美容や、首を回すストレッチを一緒にしてみるのもよいでしょう。手浴は5~10分くらい行うだけでも、血行が促進され、身体が温まるのでリラックス効果も期待できます。 在宅、デスクワーク、育児など、何かと忙しい現代人ですが、ライフスタイルによって運動などに割ける時間も異なってくるかと思います。そんな時はぜひ、簡単・効果的な入浴法を取り入れて、リラックスやめぐるカラダ作りに役立ててみてください。
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執筆者
尾野真美子
ホリスティックビューティエキスパート インストラクター
専門はストレスケア、睡眠、入浴。味噌作り教室の開催等、発酵食品も得意とする。一児の母であり、働く女性やママ向け講座も多数開催。 ホリスティックビューティ協会ウェブサイト