冬の腰痛やしもやけは、黒い食べ物で改善できる!?

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冬の腰痛やしもやけは、黒い食べ物で改善できる!?

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本格的に雪が降る季節、一面の銀世界はとてもきれいですね。しかし、その反面つらいのが雪かき。寒さ厳しい中、雪かきをすることで、腰痛やしもやけに悩まされた方も多いのではないでしょうか?カラダの中心にある腰を痛めると、腰をかばいながらの生活で思うように動けず、つらいですね。ここでは、腰痛やしもやけになりやすい方の理由や原因と漢方の視点からみた原因、腰痛やしもやけによいと言われる食材やおすすめ漢方をご紹介します。

腰痛になりやすい3つの理由

1:筋肉疲労
引越しなどで重いものを持ったとき、普段あまりカラダを動かさない方が久々のスポーツで負担をかけたときなどでも腰を痛めることがありますね。雪かきも普段はあまり使う事のない筋肉を使う全身運動です。寒い中、長時間行う雪かきは、筋肉が硬くなりやすく、筋肉疲労も起こりやすい状態となります。

2:冷えによるもの
寒いと無意識にカラダに力が入っていることはありませんか?寒い中、行う雪かきはカラダが芯から冷え、筋肉を緊張状態にして体温を上げようと、ぎゅっと力を入れてしまうのです。この状態が続くと筋肉疲労を引き起こし、血流を悪化させることにも繋がります。

3:ストレスによるもの
漢方の考えでは、カラダは五臓という「肝」「心」「脾」「肺」「腎」という5つの柱で支えられていると考えます。不安や恐れなどのストレスは、生命力を貯蔵する役割も担う「腎」の働きを落としてしまうことがあります。そのため「腎」のエネルギーが集まる「腰」に症状が現れやすくなり腰痛に繋がりやすいというわけです。

しもやけになる原因

寒い季節、寒暖差が10℃以上のときは要注意!血管に負担がかかりやすい
寒くてかじかむ手が赤く腫れジンジンする、お風呂に入って温めるとチクチク痛痒い感じがする。冬から春への季節の変わり目にも寒暖差が大きくなるためしもやけになりやすいと言われています。寒さで血管が収縮し痛みが出てくる一方、温めると血流が一気に流れ出しかゆみが起こる。このサイクルを繰り返しやすい冬はしもやけになりやすいのですね。

血流が悪い人がなりやすい傾向がある(末端冷え性)
男性よりも筋肉量の少ない女性は血行不良で悩んでいる人も多いですね。女性の方が冷え性が多いというイメージも。窮屈なブーツや細めのパンプスを履いていると、圧迫され末端の血行が悪くなり足先から冷えてくるのを実感されたことのある女性も多いのでは?末端まで血液が巡らず、常に手足が氷のように冷たい末端冷え性の人も、しもやけになりやすい傾向にあります。

冬は「腎」がウィークポイント

先程、「腎」は生命力を貯蔵する役割とお伝えしましたが、もう少し詳しく説明すると、「腎」は腎臓の働きを意味するだけではなく、成長・発育・生殖・老化・耳の働きにも深く関わりがあるとされています。「腎」は生きていく上で大きな役割を担うエネルギーの「気」とカラダの栄養である「血」を生み出す場所でもあるのです。そんな「腎」は冬に弱く、「腎」が弱ると手足の冷え・腰痛・白髪が増える・耳鳴り・めまいなどの症状が出ると言われています。「腎」を養いカラダを温め、生命エネルギーの気力を蓄えることは冬の養生の基本と言えるでしょう。

黒い食材が腎の働きをアップ

薬膳では黒い食材は「腎」の機能を高めてくれるとされています。腎の働きがアップすれば「気」「血」が全身に巡り、冬の腰痛やしもやけになりにくいカラダづくりにも一役かってくれるでしょう。気力も湧いて、老化防止にも期待したいですね。

●黒豆 玄米 ひじき くるみ 黒ゴマ
黒い食材はカラダを温めるとされています。冷えを改善し、血流を促してくれます。ビタミンたっぷりのカラダ温め効果のある玄米と、血液の流れを改善してくれる黒ゴマを一緒に食べるのはこの季節おすすめの食養生です。

●サバ イワシ らっきょう 玉ねぎ にら シナモン
このような食材も血の巡りを良くするためにはおすすめです。寒い季節には積極的に摂りたいですね。

普段の食事に常食として摂りいれていくことがポイント。冬は”黒”をちょっと意識してみましょう。

雪かきなどでかかる腰やカラダへの負担は思っている以上に大きいものです。腰は生命エネルギーを蓄える大事な場所なだけに、ダメージが加わると全体のエネルギーダウンにもつながります。黒い食材を意識して摂りながら「腎」を補い「腎」を労わり元気に冬を乗り切りましょう。

しもやけや腰痛には食養生だけではなく、漢方薬という手もあります。「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」は、冷えによって起きるしもやけや、下腹部の痛み、腰の痛みがある方におすすめの漢方薬です。手足の末梢からカラダを温めて熱をつくるのを助けてくれます。

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監修
樫出 恒代

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