目次
- そもそも、『抗酸化』ってなに?
- 呼吸するだけで酸化する!?厄介者の活性酸素とは?
- 運動のし過ぎにも注意が必要!?酸化をさらに悪化させる要因とは
- カラフル食材でアシスト!おすすめのフィトケミカルとは
- オシャレにエイジングケア!おすすめのキッチンハーブ3選
最近よく『抗酸化』という言葉を耳にしますよね。「なんだかカラダに良さそうなのは、分かるけど、いったいどういうこと?」と、思われている人も多いはず。今回は、そんな『抗酸化』を徹底解説!カラダに取り入れたいカラフルな色の抗酸化成分「フィトケミカル」食材や、簡単に料理に取り入れられるキッチンハーブをご紹介します。
そもそも、『抗酸化』ってなに?
釘が酸化して茶色く錆びたり、リンゴが酸化して茶色く変色して腐るように、人間のカラダも酸化します。カラダが酸化すると、カラダの老化や血管の老化が進んだり、シミやシワ、肌あれなどの肌トラブルが起こったり、生活習慣病やがんの引き金になったりと、さまざまなトラブルの原因になると言われています。
『抗酸化』とは、これらの元凶となる「カラダの酸化を抑える」ということ。女性の気になるエイジングケアにも抗酸化は欠かせません。
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呼吸するだけで酸化する!?厄介者の活性酸素とは?
呼吸が止まると死んでしまうように、人間にとって酸素は無くてはならない存在です。しかし、その反面、皮肉にも呼吸で取り込んだ酸素によってカラダはどんどん酸化します。
呼吸で取り込んだ酸素の一部は“活性酸素”というものに変身します。取り込んだ酸素の約1~3%が活性化すると言われていて、この活性化した酸素を“活性酸素”と呼んでいます。
実は、この活性酸素がとても厄介者で、体内のウイルスや細菌などの病原微生物を撃退しカラダを守ってくれるというメリットもあるのですが、一方で、酸化力がとても強力であるがゆえに、過剰に増えた活性酸素は、健康な細胞をも攻撃し酸化してしまうというデメリットがあるのです。カラダの細胞が必要以上に酸化されることで、トラブルを引き起こすリスクが上がります。
運動のし過ぎにも注意が必要!?酸化をさらに悪化させる要因とは
活性酸素はさらに、日常のさまざまな要因によって誘発されることが知られています。紫外線、大気汚染、放射能、飲酒や喫煙、添加物の多い食品、そして、ストレスも活性酸素を引き起こす原因になると言われています。
また、意外に思われるかもしれませんが、激しい運動も注意が必要です。特に、ウォーキングやジョギングに代表される有酸素運動は、その名の通り、酸素を多く使う運動のため、通常よりも多くの酸素を体内に取り込み、体内の活性酸素が増加します。
もともと、人のカラダには、活性酸素の攻撃から身を守る仕組みが備わっています。スーパーオキシドジスムターゼ、グルタチオンペルオキシターゼ、カタラーゼと呼ばれる酵素が体内で作られ、過剰な活性酸素の対応をしてくれます。しかしながら、これらの酵素を作り出す力は生活習慣や年齢とともに衰えていきます。
「抗酸化作用」も期待できるプラセンタとは?
哺乳類の胎盤から抽出したプラセンタエキスについて、くわしくご紹介しています。成分や種類、飲むタイミングなどなど、是非、ご覧ください。
カラフル食材でアシスト!おすすめのフィトケミカルとは
生きていく上で避けては通れないカラダの酸化だからこそ、日頃から酸化を抑えてくれる抗酸化力のあるものを生活に取り入れておきたいものです。
まずは、毎日食べる食事から。抗酸化力のある食べ物を積極的に取り入れてカラダの中から酸化を予防しましょう。
おすすめは、“カラフル”な食材です。太陽に照らされても瑞々しく育つカラフルな食材には、紫外線による酸化に負けないために、抗酸化力のある成分がたくさん備わっていると考えられています。それらの成分は「フィトケミカル」と呼ばれ、近年その力に注目が集まっています。
あなたの食卓は何色ですか?
トマトやキュウリ、ナス、ピーマン、カボチャなどの夏野菜や、ホウレン草、モロヘイヤなどの葉物野菜、スイカやぶどう、ブルーベリーなどの果物など、色が濃く鮮やかなカラフル食材で毎日の食卓を彩りましょう。
≪代表的なカラフル食材≫
・赤色…リコピンやカプサンチンなど
トマト、スイカ、赤ピーマン、唐辛子など
・緑色…クロロフィルなど
ホウレン草、モロヘイヤ、ブロッコリー、ピーマンなど
・黄色(オレンジ色)…β-カロチン、ルテインなど
ニンジン、カボチャ、トウモロコシなど
・紫色…アントシアニンなど
ナス、ぶどう、ブルーベリー、紫蘇など
オシャレにエイジングケア!おすすめのキッチンハーブ3選
もっと抗酸化力を取り入れたいあなたには、ハーブがおすすめです。中でも特におすすめしたいのが、ローズマリー、セージ、オレガノの3種。どのハーブも料理との相性が良く、スーパーでも簡単に購入ができるお手軽ハーブです。
◆ローズマリー
抗酸化力はトップクラスと言われているローズマリー。
その力からハーブの世界では「若返りのハーブ」とも呼ばれているほどです。鶏肉との相性は抜群!ローストや煮込み料理に加えると風味も良く、食も進みます。ハーブティーで飲んだり、オリーブオイルに漬け込んで、炒め油やドレッシングオイルとして使うのもおすすめです。
◆セージ
ローズマリーと並ぶ、抗酸化力抜群として注目のハーブです。
抗菌、抗真菌、抗ウイルス力もあると言われ、ソーセージ作りには欠かせない香草です。昔から民間療法として口内炎や風邪などの喉の腫れ、痛みなどにハーブティーやうがい薬として用いられて来ました。豚肉との相性が抜群!ミートソースや豚肉のソテーにプラスすると一層美味しくなります。
◆オレガノ
イタリア料理によく使われるオレガノ。
こちらも抗酸化力の強いハーブとして有名です。気持ちを落ち着かせる働きがあるとも言われ、イライラしたときやリラックスしたいときにも使われてきました。胃腸の機能を整え、消化を促す働きもあると言われ、胃腸の弱い方や夏バテで食欲がないときなどにも最適です。
トマトとの相性が抜群!トマトの煮込み料理やトマトケチャップにはオレガノが欠かせません。また、肉やチーズにもピッタリで、ピザやパスタ、ビーフシチューに加えるとさらに美味しくなります。
ご紹介した日常の注意点やおすすめ食材をとりいれて、健康的に年を重ねたいですね。
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