妊活はじめ〜まず最初に始めたいのが“カラダ作り”

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妊活はじめ〜まず最初に始めたいのが“カラダ作り”

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妊活というと何から始めればよいか悩むところですが、まず最初に始めてもらいたいのが“カラダ作り”です。妊娠にはお父さん、お母さん、二人の協力が必要不可欠ですから、カラダ作りも同じように、男性、女性ともに取り組むことが大切です。
女性のカラダは赤ちゃんを受け入れる母体となるため、特に頑張っておきたいところ。ついつい“妊娠すること(受精・着床)”にばかり気を取られ、カラダ作りのことを見落としがちですが、妊娠するだけでなく、妊娠後にお腹の中で元気な赤ちゃんを育てるためにも、カラダがしっかり調っていることが大切です。今回は、女性のカラダ作りについてご紹介します。

妊活では、カラダ作りがとっても大切

なぜカラダを調えることが大切かというと、カラダが調っていないと、さまざまなところに影響を及ぼす可能性があるからです。漢方では、妊娠しにくくなる原因になるだけでなく、妊娠した後のお腹の中での赤ちゃんの発育や妊娠中毒症などの母体の体調、また出産した後の体調や母乳の状態など、さまざまなことに影響を及ぼすと考えられています。赤ちゃんが欲しいと思ったら、安心して赤ちゃんを迎え入れられるよう、まずカラダを調えることから始めましょう。

カラダを整えるために、自分の体質を診断で知る!

カラダを調えるためには、まずあなたのカラダの状態を把握しなくてはなりません。自分は大丈夫だと思っていても、日々の疲れやストレスなどから、実は少しずつカラダが不調に傾いているかもしれないので、まずはチェックしてみましょう。

漢方では日々の些細な悩みやトラブルをもとに、カラダの不調を「気虚体質、気滞体質、血虚体質、瘀血体質、陰虚体質、水滞体質」の大きく6つの体質に分類しています。詳しくは、漢方の基礎知識「気血水の物差し」 カラダを巡る3つの要素をご覧ください。

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妊活のために、生活習慣の見直すことを検討しましょう

診断結果はいかがでしたか?まずは、あなたの生活習慣をしっかり見直すことから始めることが重要です。

カラダは日々の生活の積み重ねでできています。カラダの不調は、生活リズムの乱れや食生活の乱れ、睡眠不足、ストレス、運動不足など日常生活の些細なことの積み重ねが原因になっていることがほとんどです。特別な対策をしても、根本である日々の生活が改善されなければ、なかなかカラダは調いません。

それぞれの体質に書かれている対策を参考にして、まずはあなたの今の状況を見直してみましょう。

漢方ではカラダの栄養を「血(けつ)」と呼んでいて、カラダはこの「血(けつ)」をもとにして臓器や骨、筋肉、皮膚、爪、髪の毛、ホルモンなど、カラダのあらゆるものを作っていると言われています。妊娠しやすいカラダ作りでは、特にこの「血(けつ)」を充実させることが大切だと漢方では考えています。

妊活に欠かせない栄養たっぷりのカラダ作りを

生活習慣を調えたら、妊娠しやすいカラダ作りを始めましょう。目指すは“栄養たっぷりのカラダ”です。

例えば、妊娠と直結する子宮、卵巣や卵子もカラダの栄養をもとに健康な状態を保っていますし、妊娠を左右する黄体ホルモンや卵胞ホルモンなどの女性ホルモンもカラダの栄養から作られます。また、妊娠した後は、お腹の赤ちゃんもへその緒を通じて栄養を分けてもらうことで、とても小さな受精卵から約3,000gという大きなカラダにまで育つことができます。

カラダを栄養たっぷりの状態に保つことは、あなたの健康にとっても、妊活にとっても、そして赤ちゃんにとっても大切だということがわかりますよね。

漢方では栄養が不足すると、カラダにさまざまなトラブルがでると考えています。これらのトラブルは、いわば栄養不足になっているというサイン。あなたのカラダは大丈夫ですか?さっそくチェックしてみましょう。

《漢方流栄養不足チェック》
▫︎ 顔色が悪い
▫︎ 肌が乾燥する
▫︎ 爪がもろい・二枚爪
▫︎ 髪の毛が抜けやすい・痛みやすい
▫︎ 頭がふらつく(貧血)
▫︎ 物忘れしやすい
▫︎ 目がかすむ・乾燥する・疲れやすい
▫︎ 眠りが浅い・夢をよく見る・よく目が覚める
▫︎ 脚がつりやすい
▫︎ 生理が遅れる・経血が少ない

漢方ではこのような体質を「血虚体質」と呼んでいます。これは女性だけでなく男性にも共通して言えること。是非二人でチェックして、自分のカラダを振り返ってみましょう。
チェックが多かったあなたは要注意。早めのケアを始めましょう。

妊活に大切なのは、食べ物の見直し!

栄養たっぷりのカラダを目指すには、食生活を調えることがとても大切です。カラダは日々の食事で作られているといっても過言ではありません。食事はただ食べれば良いという訳ではありません。しっかりと量をとるだけでなく、そのバランスにも気を配る必要があります。

日々の食卓を思い浮かべてみてください。ごはん、うどん、パスタなど炭水化物に偏りがちになっていませんか?食べる前に、この食事のバランスは十分かな?と考えてみましょう。

漢方の妊活サポートでは、「血」を補いやすくする食べものを積極的に食べるようアドバイスしています。ぜひ毎日の食事に取り入れて夫婦そろって栄養たっぷりのカラダを目指しましょう。

《「血」を補う働きのある食べもの》
枝豆 しめじ にんじん ほうれん草 よもぎ プルーン 桃 赤貝 あさり あなご あわび あんこう イカ うなぎ 牡蠣 かつお さけ さば しじみ すずき たこ たら なまこ にしん ぶり まぐろ ひじき 牛肉 鴨肉 豚肉 鶏卵 黒胡麻 きくらげ
参考文献:国立北京中医薬大学日本校監修 現代の食卓に生かす「食物性味表」

赤ちゃんが欲しいと思ったら、生活習慣、食生活を見直して、赤ちゃんを迎え入れる準備をぜひ始めてくださいね。

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