デリケートゾーン ケア法とデリケートゾーンの洗い方~美容と健康への道しるべ

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デリケートゾーン チェックとデリケートゾーン ケア法~美容と健康への道しるべ

目次

あなたはお肌の潤いを大事にするのと同じように、デリケートゾーンの潤いをいつまでも保つための、セルフケアの方法や知識を持っていますか?デリケートゾーンの働きからチェック法、女性のカラダの仕組みについて知ることは、自分を大切にするということ。アンチエイジングにもつながります。最後に、デリケートゾーンの洗い方と保湿方法をご紹介してますので、ぜひ、実践してみてくださいね。

デリケートゾーンのはたらきとは?

女性として生まれて、女性として暮らしていても、自分のもつカラダの仕組みには案外無頓着に過ごしていませんか?そこで、まずはご自分のカラダをイメージしながら読み進めてみてください。

女性には特有の臓器として、おヘソのあたりに握りこぶしくらいの大きさの子宮と、親指くらいの大きさの卵巣が2つあります。そして膣の背骨側には排便を行うための大腸、お腹側には排尿を行うための尿道があり、それらの臓器を下から包み込むように骨盤、骨盤底筋群が支えてくれています。

子宮から外部へと続く膣は、出産時には赤ちゃんの産道という大仕事を行いますが、普段は毎月の月経やオリモノを排出するデトックス器官であり、性行為の時は生殖器としての働きと、内部と外部への連絡通路としていろいろな働きがあります。

ご自分のデリケートゾーンの位置や働きがイメージできたでしょうか?
自分のカラダを知ることはカラダに備わる臓器に思いを馳せること。温かな血液が注ぎ込まれる、血液が酸素や栄養を持ってきてくれた臓器は生き生きと働いてくれる、そう感じています。

ぜひ実践したいデリケートゾーンのチェック

日々、自分のカラダの状態を観察することは、とても大切です。
例えば、お風呂に入るときに鏡で見ると、お尻の割れ目辺りが黒ずんだりしていませんか?メラニン色素が多く存在するため、ある程度の黒ずみは見られる部位ですが、色が濃く感じる場合は血流が悪くなり、ターンオーバーが正常に行われていない可能性があります。

下着の跡も大事なチェック項目です。しっかりと跡が付いていたり、脚の付け根に摩擦による色素沈着が見られるようなら、下着があっていないかもしれません。強く締め付けると、血液の流れを滞らせてしまいます。下着の跡をチェックして気になる点が見られたら、デザインや形を見直したり、サイズを変えてみることをおすすめします。

冷えは禁物!骨盤周辺は温かい状態をキープしよう

先ほどご説明したように、デリケートゾーンを含む骨盤周辺は、女性にとって大切な臓器が集まったところです。この部分の血流が悪いと、さまざまな不調を引き起こすきっかけになります。

血液はカラダの細胞に必要な栄養や酸素を届け、老廃物などを回収する働きがあります。血液が不足した臓器は、栄養や酸素が足りないため呼吸も栄養補給もままならず、細胞は弱り、新しい細胞が生まれるためのエネルギーが枯渇した状態になってしまいます。骨盤内にそのような状態が長く続けば、妊娠しづらくなることが想像できますね。

また、体内で作られた熱を全身に運び、カラダを温める役割を担っているのも血液です。血行不良によりカラダが冷えると、血管が収縮し、血液のスムーズな流れが阻害され、さらなる冷えを招いてしまいます。冷えは、生理痛の原因になったり、生理時の痛みを強く感じさせます。

女性のカラダに冷えは禁物!冷やさないよう、身に着けるものを見直したり、カイロを活用するなどして温かく保つことをこころがけましょう。

知っておきたい女性としての成熟期のカラダの仕組み

次に、カラダの仕組みを応援するために知っておいて欲しいことをお伝えします。

私たち女性のカラダにはサイクルがあります。それが基礎体温の低温期と高温期。これを月経周期と言います。
この月経周期は動物としての人間がもつ自然の摂理です。カラダの変化を受け入れて柔軟に生活を調整し、カラダの仕組みを応援することで心地よく生活ができるのです。

月経周期の低温期(月経が終わり排卵へ向けて)は比較的カラダもココロも意欲的に活動できる時期。この時期はどんどん活動を増やせます。そして陰陽のバランスからもこの時期にはしっかりと活動することがよいと思います。

月経周期の高温期(排卵後から月経に向けて)は溜め込む時期で、月経が近づくにつれカラダもココロも重だるくなりイライラしやすくなる時期です。この時期はなるべくゆっくりとスケジュールを組み、自分では調整できない仕事は控え、余裕を持つよう心掛ける生活をおすすめします。

この時期はあまり激しい運動は負担になりますが、カラダはむくみやすい時ですので、リラックスヨガやストレッチ、アロマトリートメントなど、癒されながらカラダの巡りを応援するセルフケアがおすすめです。そして、どうしても眠くなるそんな時期ですので、今の自分のためだけでなく、将来の自分のためにも睡眠はしっかりととってあげることが必要ですね。

新常識!デリケートゾーンケア方法

ご自分のカラダについて知ることで、実はあまり目を向けることのないデリケートゾーンに意識(気)を向けていただけたでしょうか?
デリケートゾーンの潤いは、お顔の潤いと同じくらい大切です。お顔をお手入れするように、デリケートゾーンもケアしましょう。

〈デリケートゾーンの洗い方〉
健康なデリケートゾーンは、デーデルライン桿菌かんきんという乳酸菌が守ってくれていますので、洗浄力の強い石鹸で洗うことは厳禁です。専用のソープで洗って清潔に保ちましょう。皮膚が薄く繊細な部位なので、ごしごしこすらずに、やさしく丁寧に洗います。

〈デリケートゾーンの保湿〉
デリケートゾーンには、角質層がない部分も含まれ、実は乾燥しやすいところです。洗い上がりはタオルで擦らず、軽く水分を押さえる程度にしましょう。角質層がない皮膚は、触れたものを吸収しやすいと言われています。保湿だけでなく、細胞への栄養補給の面からも、ケア商品には気を配りたいところです。

艶やかに健やかに生きる毎日の過ごし方

デリケートゾーンに意識を向けての生活を中心にお伝えしましたが、デリケートゾーンだけでなくホリスティックな視点を持って自分のカラダを知り、「そこにある」ということを意識するだけでもカラダは巡ります。

巡らせるためのエネルギーや栄養は私たちの食べたものです。贅沢な食事でなくとも、昔ながらのご飯に具だくさんの味噌汁、副菜。そんな、カラダがほっとする食事を日々の生活に取り入れてみましょう。

ほっとする、心地よい、気持ちいい、私たちに備わった五感という本能に耳をすませ、自分を大切に扱うことは美容と健康への道しるべです。

この記事を書いたライター
江口 弥生
ホリスティックビューティアドバイザー・HBA認定デリケートゾーンケアアンバサダー・Jasmine House主宰・NARD アロマ・インストラクター
国家公務員として家庭と両立中に自身の体調不良により自然療法に出会い、現在アロマテラピーを主軸に女性の選び身の回りに揃えるものが自然の物になればみんなが健康で過ごせるとの想いで活動中。

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