コロコロうんち(腸燥便秘)の治し方。コロコロ便は腸を潤してやわらかく改善!

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コロコロうんち(腸燥便秘)の治し方。コロコロ便は腸を潤してやわらかく改善!

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お通じは健康のバロメーター。毎日気持ちよく排便したいところですが、スッキリ出ない人も多いのではないでしょうか。女性や高齢者に多いと言われている“コロコロ便”は漢方で「腸燥便秘」とも呼ばれ、放っておくと切れ痔などに発展することも。早めにケアしておきたいものですね。今回はコロコロ便になりやすい腸燥便秘の原因と改善方法についてご紹介します。

コロコロうんち(腸燥便秘)や切れ痔は腸の乾燥が原因?

「腸燥便秘」とは腸が乾燥して起こる便秘のことです。腸の中が乾燥すると、硬くコロコロした便になったり、便が硬いため、無理矢理いきむと排便時に肛門が切れやすく、肛門の痛みや切れ痔などにもなりやすくなったりします。

「便がなかなか出ない」「便が硬くコロコロしている」「無理にいきむと出血する」など便通に悩みを抱えていませんか?便秘には体質によって色々な種類がありますが、女性に多いのが腸内乾燥型の便秘「腸燥便秘」です。

一般に便は適度な水分と軟らかさのある便、いわゆる“バナナ状便”が良いとされています。便の水分が多すぎるとベタベタした軟便や水様便になりますし、逆に少なすぎると乾燥して硬くもなります。水分がさらに少なくなると結合せずコロコロした兎のような便になります。便は軟らかすぎても硬すぎてもいけません。適度な水分を含み、適度な軟らかさを保つことが健康な排便の秘訣でもあります。

しかし最近、便が乾燥している女性が増えています。「腸燥便秘」とは腸が乾燥して起こる便秘のことです。腸内が乾燥すると、便が乾燥し、硬くコロコロした便になりやすいと言われています。便が硬いため排便しにくく、いきまないと出なくなります。スッキリせず残便感を感じやすく、お腹の張りや腹痛なども起こりやすくなります。また、無理矢理いきむと肛門が切れ出血することもあり、便秘だけでなく、切れ痔などにも発展しやすく注意が必要です。

コロコロ便や切れ痔になりやすい!? 腸が乾燥しやすい体質とは?

漢方では、腸燥便秘は女性や高齢者、虚弱体質の人に特に多いと言われています。その理由は体質にあります。

≪あなたは腸燥体質!?漢方流“腸燥便秘度”チェック≫
☑ 便が乾燥している
☑ うさぎのようなコロコロ便
☑ 排便しにくい
☑ お腹が張る・腹痛がある
☑ 残便感がある
☑ 皮膚が乾燥しやすい
☑ 目が乾燥しやすい・ドライアイ
☑ 口が乾燥しやすい・ドライマウス
☑ 痩せている

漢方では「陰虚」体質と「血虚」体質では、腸が乾燥しやすく、腸燥便秘になりやすい傾向があると考えられています。
「陰虚」体質とはカラダの水分が不足している体質でカラダ全体が乾燥しやすく、腸に必要な水分が供給されにくいため、腸が乾燥し、腸燥便秘になりやすいと言われています。また「血虚」体質とはカラダに必要な栄養が不足している体質で、腸の潤いに必要な成分を作り出すための栄養が不足するため、腸が乾燥し、腸燥便秘になりやすくなると言われています。
この2つの体質は高齢者や女性、また痩せ型の人に特に多いと漢方では言われています。
また、この2つの体質では、腸だけでなく、全身の他の部分も乾燥しやすく、お肌の乾燥や目の乾燥、鼻の乾燥、口の乾燥なども同時に起こりやすくなると漢方では考えられています。

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腸を潤してコロコロうんちや痔の症状を改善する漢方薬「麻子仁丸」とは

便秘の改善といえば、下剤など便を出しやすくする薬がよく使われますが、腸燥便秘はそれだけでは改善しません。コロコロ便になっている根本原因である腸の乾燥をしっかり改善することがとても大切なのです。そのため、便を出しやすくするだけでなく、同時に腸を潤し、腸内環境を整えることも忘れてはいけません。

そこでおすすめなのが「麻子仁丸(ましにんがん)」という漢方薬です。
麻子仁丸は麻子仁、杏仁、大黄、枳実、厚朴、芍薬の6種類の生薬が配合された漢方薬です。
麻子仁丸は腸を刺激して便を出しやすくするだけでなく、同時に腸を潤すことで、便を軟らかくし便秘を改善します。さらに、便秘に伴う頭重・のぼせ・湿疹・皮膚炎・ふきでもの(にきび)など、便秘に伴う痔の症状を緩和するなど、便秘そのものだけでなく便秘からくる諸症状にも幅広く対応できる漢方薬です。

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必見!腸を潤す食べものとは

普段から腸が乾燥しないよう、腸の潤いを意識した生活を心掛けることも大切です。例えば、水分補給も腸の潤いには欠かせません。こまめな水分補給を意識して、腸に潤いをプラスしましょう。また油の極端な摂取制限も問題です。漢方では適度な油はカラダの潤いをサポートすると考えています。ダイエットなどで極端に油を制限してしまうと腸が乾燥し、コロコロ便や便秘になりやすいと言われています。適度な油を摂取して腸の潤いをアシストしましょう。そこでおすすめしたいのが“ナッツ類やゴマなどの種実類”です。ナッツ類には適度な油が含まれ、カラダの潤いをサポートすると漢方では考えられています。栄養価も高く、毎日の栄養補給にもおすすめです。おやつ代わりにナッツを食べるのも良いですね。

・アーモンド
アーモンドは実はとても万能なナッツです。アーモンドはカラダに潤いをプラスし便通をアシストするだけでなく、カラダの栄養「血」を補う働きを助け、胃腸の働きを整え、精神安定のサポートなどさまざまな役割をすると漢方では考えられています。

・黒ゴマ
薬膳食材の代表格でもある黒ゴマですが、漢方の世界では昔から五臓の衰えや足腰の衰えなど、カラダの弱りをサポートするとして、とても重宝されてきました。同時に、カラダの潤いを助け、便通をアシストし、カラダの栄養「血」を補う手助けをすると漢方では考えられていて、腸燥便秘にとてもおすすめの食材です。

・白ゴマ
黒ゴマ同様に腸燥便秘におすすめの食材です。漢方では、白ゴマはカラダを潤す手助けをし、便通をアシストすると言われています。

・松の実
一般的にあまり馴染みのない食材ですが、松の実は薬膳の世界ではとても有名な食材のひとつです。漢方ではカラダを潤わせ、便通をアシストするだけでなく、皮膚の潤いや咳を鎮めるサポートや、カラダの栄養「血」を補う手助けをするなど、とても用途の広い薬膳食材として昔から注目されています。

・落花生
とても身近な落花生ですが、実はとても優秀な食材です。漢方では落花生はカラダの潤いを助け便通をアシストするだけでなく、胃腸の働きを促したり、咳を鎮める手助けをしたり、水分循環を良くする助けをするなど、幅広く活躍すると考えられています。

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