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キッチンやベランダで気軽に育てられてセルフケアに活かせる便利なハーブたち。観賞用としてだけでなく、ハーブティーやお料理、入浴剤、虫除けなどのケアアイテムとして、いろんな楽しみ方ができるのがハーブの魅力です。また、ハーブを栽培する、つまり、植物に触れることはストレス解消にもなります。はじめてでも自宅でカンタンに育てられ、おうちで使いやすいハーブをご紹介します。また、用途別におすすめのハーブもご紹介しますので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。
初めてでも育てやすいハーブは?
自宅にあると、お料理や、ハーブティーなどに気軽に使えて便利なハーブですが、その中でも、比較的育てやすいと言われているハーブを紹介します。
・バジル
「ハーブの王様」とも言われているバジルはサラダやパスタ、ピザなどのお料理によく使われています。バジルの中にも種類がありますが、一般的に使われているのは「スイートバジル」です。バジルは比較的初心者でも育てやすく、プランターや鉢を使って気軽に栽培できますし、簡単に移動できるので、冬でも暖かい室内に移動させれば、1年中育てられるハーブです。
・ローズマリー
お料理にも使われていますが、防虫剤、消臭剤や掃除などにも使えるとても万能なハーブです。ハーブの中でも特に育てやすく、1年中緑の葉がある「常緑低木」で季節を問わず収穫することができ、また観賞用としても楽しめます。一家に一鉢あると、とても便利なハーブです。
・ミント
ミントは最も有名で親しまれているハーブの一つ。ハーブティーやカクテルなどの飲み物やお菓子、入浴剤などに使われています。また、種類も多く品種ごとの特徴や使い方など様々ですが、手軽に楽しむには「ペパーミント」や「スペアミント」がおすすめです。
日当たりに関係なく栽培できるので、育てやすいハーブの一つです。
漢方として日本でも身近なニホンハッカ(和名:日本薄荷)は数あるミント類の中でも最もメントールの含有量が多く、清涼感のある爽やかな香りがするのでおすすめです。
・シソ
和ハーブの代表であり、漢方の生薬ではソヨウ(蘇葉)としても用いられているシソ。
食欲増進・殺菌効果がありお弁当の仕切りや、冷ややっこ、うどん・蕎麦・そうめん、お刺身の薬味や、刻んでゴマと一緒におにぎりの具にするなど、気温が高くなってくるこれからの季節にもとても使い勝手のよいハーブです。プランター栽培でもたくさん採れるため、自宅で育てるハーブとしてとてもおすすめです。
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【ハーブの種類別】使い方紹介
プランターから採りたてのフレッシュバジルやオレガノ、スペアミントやイタリアンパセリ、ルッコラ、ディルなどをトマトと一緒にオリーブオイルと塩のシンプルな味付けで食べるのもいいですが、肉や魚の調理に使うことで素材独特のにおいを抑えながら、味を引き立てることができます。
また、塩分や油分が少なくても満足感を持てる風味をプラスできるというのもハーブの魅力です。
あると便利なお料理におすすめのハーブ
・お肉と相性のいいハーブ:ローズマリー、マジョラム、タイム、セージなど
・魚と相性のいいハーブ:ディル、フェンネル、オレガノ、バジル、レモングラスなど
・野菜と相性のいいハーブ:バジル、オレガノ、イタリアンパセリ、ミントなど
自宅でのお茶やコーヒーなどの飲料の消費が増えている方も多いのではないでしょうか。育てたハーブを採って、フレッシュハーブティーや、カクテル、ノンアルコールカクテルなどで、飲み物のバリエーションを増やしてみてはいかがでしょう。
また、テレワークにより、オン・オフの切り替えが難しい時にもリラックス、環境を整え、気分を変えるのに効果のあるハーブティーがおすすめです。
ドリンクにおすすめのハーブ
ペパーミント、スペアミント、レモングラス、ローズマリー、レモンバームなど。
ハーブはお料理や飲み物以外にも使用用途が豊富です。お風呂で入浴剤として使用したり、サシェにして衣類の防虫剤、さらにお掃除にも使えます。
入浴剤におすすめのハーブ
ペパーミント、ラベンダー、タイム、レモンバームなど。
煮出したり、刻んだりしたハーブをお好きな塩を混ぜてバスソルトに。そのまま入れると浴槽の中に残って片付けに手間がかかったり詰まりの原因にもなるので、お茶パックやだしパックに入れたり、ガーゼの袋に入れて紐で結ぶなどして使うのがおすすめです。
防虫剤におすすめのハーブ
ローズマリー、ペパーミント、ラベンダーなど。
乾燥させたハーブをお茶パックに入れて、布の袋に入れたものをクローゼットや、衣類のしまってある引き出しの中にしのばせます。
掃除におすすめのハーブ
ローズマリー、タイム、セージ、ペパーミント、ラベンダー、レモンバームなど。
クエン酸を溶かした水もしくはお酢にハーブを入れて、抽出液をボトルに入れて掃除用スプレーを作ります。ただし、塩素系の漂白剤と混ぜない、また金属、白木、大理石などには使用しない、その他の素材に使用する場合にも、事前に見えない箇所で試して変色などがないか確認するなどの点に注意してください。
おうちでカンタン!ハーブの栽培方法
まずは苗から簡単に育てられて、使いやすいハーブから始めてみましょう。すでに芽が出た状態まで育てられているので、収穫までの手間が少なくてすみます。
妊娠中や授乳中は使用を避けた方がいいハーブ、人間にとっては有益でも犬や猫などが
食べるとよくないハーブもあるので、注意が必要なこともあります。ハーブの種類によって効果も様々なので、自分の好みや用途に合うハーブを探してみてください。
「人間は、自然から遠ざかるほど、病気に近づく」とヒポクラテスも言っているように現代人の不調の原因の一つは自然欠乏症と言われています。ハーブに触れて、育てることで忙しいあなたを癒し、暮らしを穏やかにしてくれるでしょう。
笹峰由祐子
ホリスティックビューティアドバイザー
スペシャリストエージェント
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