目次
- 無理はするけど「無理しない」と自分に言い聞かせて
- 30代後半には、お受験と仕事の両立で体調を崩したことも
- 仕事や家事の合間に 安めぐみさん流の運動法
- たっぷり睡眠で疲れをためない
- イラッとしたらちょっと寝かせるのがコツ
- アロマを持ち歩いて気持ちの切り替えを
- ノーコスメの日をつくり、肌を休める
- 安めぐみさんに、クラシエの漢方診断をしてもらいました
無理はするけど「無理しない」と自分に言い聞かせて
33歳で産んだ1人目から約9年ぶりの出産なので、やはり子育ても全然違いますね。プラスとマイナス、両方あって、いいのは精神的に余裕があること。1人目のときは何もかも初めてで「大丈夫かな、こんなときはどうしたらいいだろう」と、わからないことだらけ。でも今回は、落ち着いて育児ができています。
マイナス面は、体力の違い。夜は気絶したように寝てしまうし、腰は痛いし。前はいくら抱っこしても、腰痛なんて出ませんでした。夫(東MAXさん)に手伝ってもらいたいですが、夫も54歳。つらそうにベッドから起き上がって、立ちくらみをこらえているような姿を見ると、思わず「休んで」と言ってしまったりして(笑)。
忙しいときは「無理せず、無理せず」と自分に言い聞かせています。そうはいっても、無理しないと終わらないのですが、そう意識するだけで変わる気がするので。がんばりすぎの手前くらいを心がけています。
30代後半には、お受験と仕事の両立で体調を崩したことも
37~38歳くらいのとき、体調を大きく崩したことがあったんです。子どもの小学校受験に仕事にと、めまぐるしい毎日で、無意識にストレスがたまっていたんでしょうね。めまいや不眠など不調が出て、体がガクッと変わったように感じました。
そのときは病院で漢方薬を処方してもらったり、生活の中で体調を整えるようにして、次第によくなっていったんです。それ以来、日々の生活は小さなことから気を付けるようにしています。
例えば、朝食は必ず摂るように心がけています。朝食を抜くとフラフラして気持ちが悪くなってしまうので、時間がないときは軽くスープだけでも欠かしません。食事は基本的に、1日3食摂っています。
また、食材はバランス良く摂る。当たり前のことですが、それが大事だと思うので。寒い時期は、お肉も野菜もまとめて摂れる“お鍋”が我が家の定番です。子どもも、鱈ちりにするとお魚を食べてくれますし、トマト鍋だとふだん食べないブロッコリーもOK。
トマト鍋は、トマト缶を使って、コンソメやオリーブオイル、チーズをたっぷり入れます。食卓にどーんと置いてみんなでお腹いっぱい食べて、最後はトマトリゾットにしたり。
食材では、長いもやオクラなどのねばねば食が好きで、体にも良さそうなのでよくいただきます。長いもは、焼くとホクホクしておいしいですよね。娘も、皮つきのまま焼いてマヨネーズやかつお節をかけたものが大好きで、喜んで食べてくれます。
夫は、すごいネギ好き。小ネギ、九条ネギ、ふつうの白ネギなど、冷蔵庫には必ずネギが入っていて、いろんなメニューにたくさん入れています。ネギも体にいい成分が多いそうですね。
他にも食事で気をつけているのは、ゆっくり食べること。産後は何かと慌ただしく、早食い気味になっていたようで、胃もたれするようになってしまったんです。それで、子どもが多少泣いても横目で様子を見ながら、しっかり食べるようにしました。そのあたりが、2人目の余裕ですね。
仕事や家事の合間に 安めぐみさん流の運動法
以前はジムに行っていたのですが、いまはその時間が取れないので、散歩がてら近所をたくさん歩くようにしています。夫が家にいるときは、ちょっと長く1時間くらい歩かせてもらったりして。家では、ちょっとの合間にストレッチを。実は、夫が撮った私の後ろ姿の写真を見て、背中に年齢を感じたんです…。それで、肩甲骨をぐるぐる回したり、背中を動かすようにしています。他にも、気づいたときに、動かしたり伸ばしたり。
運動は毎日きっちりやる余裕がないので、意識できるときにしています。家の中でも、階段をゆっくり上るのでなく、キビキビ上ったり。車を運転しているとき、背中をピッと伸ばして姿勢を良くしたり。そういうちょっとした積み重ねを心がけていますね。
たっぷり睡眠で疲れをためない
やはり年と共に疲れが取れにくいのは感じますね。20代だと、寝不足でも乗り切れましたが、いまは全然使いものにならない(笑)。
7時間は寝たいのですが育児中では難しいので、できるだけ寝る時間を確保できるよう、睡眠習慣を整えています。赤ちゃんを寝かしつけた後はだらだらしないで、一緒に早く寝てしまう。日付が変わる前にはベッドに入るようにしています。また、以前は寝る直前までスマホを見ていたのですが、寝るときは遠くに置くようにしました。
とはいえ、夜更かしすることもありますよ。土曜日は目覚ましをかけなくていいので、金曜の夜はいつもゆっくりして、幸せを感じています(笑)。
イラッとしたらちょっと寝かせるのがコツ
それと、疲れていたり寝不足のときって、マイナス思考になりやすいですよね。だから自分を追い込まないで「何とかなるさ」と、ポジティブに考えるようにしています。女性は毎月の生理のときも、ちょっとメンタルが落ち込んだりしがち。そういう心身のパターンも頭に入れておき「こういう時期だから」と、客観的に見るようにするのも大切だと思います。
心のケアで言うと、夫に言われたことが気になってしまうこともあります。そういうときは、すぐに反論せず、ちょっと寝かせる。それでもモヤモヤが消えなかったら、次の日に改めて伝えるようにしています。ケンカは疲れるしなるべく控えたいけれど、モヤモヤをためるとストレスになってしまいますから。
アロマを持ち歩いて気持ちの切り替えを
ストレスを感じたとき、気持ちの切り替えに役立つのがアロマですね。20代後半のとても忙しかった時期、ずっと頭がクラクラしていたのですが、まだ若かったし、今は頑張り時と思うと「休みをください」と自分からは言えなくて。そのとき精油の香りにとても癒やされたんです。くわしく知りたくなって、アロマテラピーアドバイザーの資格も取りました。
ロールオンタイプのものは持ち運びが楽なので、仕事のときにも持参します。頭をスッキリさせたいときは柑橘系、寝る前はラベンダーなどを楽しみます。ティッシュに数滴垂らしてかぐだけでも、気分転換できたり、気持ちが落ち着く。手軽にできる心のケアとして、生活の一部になっています。
ノーコスメの日をつくり、肌を休める
お肌も、年と共に変化を感じますね。私、すごく笑うので、笑いジワが気になるんですよ~。乾燥しがちな肌質なので、保湿ケアは気をつけています。乾燥する時期は、保湿力の高いクリームを使ったり、フェイスマスクでのお手入れもマメに行っています。
時には“肌休め”も。どこにも出かけない日は、日焼け止めだけは塗りますが、お化粧は一切しないで、ひたすら保湿をしています。
ただ、その保湿用のコスメが、気づくとすごく減っているんです。クリームもマスクも。夫が使ってしまうんですよ!「これは私ので、東さんはこっち」って言うんですけど、使われちゃう。そのおかげか、夫の肌がツヤツヤしてるんですよね。使われすぎないように、時々隠していますけど(笑)。
安めぐみさんに、クラシエの漢方診断をしてもらいました
漢方薬を飲んでいたことはあるものの、わからないことが多いという安さんに、スマホで簡単にできる「クラシエの漢方診断」にトライしてもらいました。「60秒の体質自己診断」は、いくつかの質問に答えるだけで、自分の体質が簡単にわかり、不調や病気の解決につながるセルフ診断です。
その結果は?
安さんの体質は「血虚(けっきょ)」
クラシエ ヘルスケア事業部の市川えりさんは、薬剤師の資格を持つ、漢方薬のエキスパート。安さんの結果から、体質や対処法をアドバイスしました。市川―この診断は、漢方で人の体を構成する要素とされる「気・血・水」から、体質を診るものなんです。それぞれが足りないか、滞っているかで、6つの体質に分けられます。安さんの「血虚(けっきょ)」は、わかりやすく言うと「血(けつ)」が足りないということですね。「血」は、西洋医学でいう血液だけではなく、血液に含まれる栄養素なども指し、少し幅広い意味を持ちます。お話を聞いていますと、安さんは血虚だけでなく、血が滞る「瘀血(おけつ)」の傾向もあるようです。血の過不足だけではなく、血が正常に流れているかどうかも大切な指標になります。
安―血虚に瘀血、初めて知りました。生理のときフラフラするのは、血が足りないためでしょうか。以前、生理痛がひどいとき「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」という漢方薬を飲んでいたことがあります。
市川―その薬は、血虚の方によく処方される漢方薬です。出産後、授乳しているときも、血虚になりやすいんですよ。授乳とは、お母さんの血液という栄養を赤ちゃんに与えているのと同じなので。
安―そうなんですね。それと産後は髪のツヤがなくなって、抜け毛が多いのも気になっています。1人目のとき、そんなことはなかったのですが。
市川―血は栄養の源なので、血虚だと髪に栄養が届かず、安さんが感じているようなトラブルが起きやすくなります。他にも目が乾いたり、爪がもろくなったり、肌が乾燥しやすくなるというのも、よくある症状ですね。
安―まさにその通りです! 目薬をしょっちゅうさしています。それと胃もたれしやすくなったことも悩みですね。
市川―今回の場合 、胃もたれは「気虚(ききょ)」の影響が考えられますね。「気」とはエネルギーのことで、胃などの消化器官はエネルギーを生み出すところです。ここが弱っていることで、気が不足し、そのため血も不足しやすくなります。体質は1つだけでなく、いくつかの傾向がグラデーションになっているものですので。
安―漢方薬で治すこともできますか。市川―いまの体調からすると「芎帰調血飲(きゅうきちょうけついん)」という漢方薬がおすすめです。バランスのよい薬で、血の不足を補いながら、体を温めることで血行を促し滞りの解消にも働きます。また気を補い、ストレスを和らげてくれるので月経不順、産後の神経症・体力低下に効果があります。産後の女性の体を元気にしてくれる漢方薬です。
安―とても勉強になります。漢方薬は、妊娠中や授乳中など、体に強く効く薬を控えたいときでも飲みやすいイメージがありますね。
市川―一般的に漢方薬は薬効が穏やかだと思われがちですが、正しく服用していても副作用が起こることがあります。服用後に病状が悪化したり、異常を感じた場合は、すぐに服用を中止し、医師、薬剤師、または登録販売者に相談してください。また、お話に出ました「妊娠中と授乳中」は特に、注意が必要です。妊娠中は、特別な体の状態ですので、漢方薬を服用する際は必ず産婦人科医に確認してください。
授乳中も同様に、お母さんが漢方薬を飲むと成分が母乳に移行し、赤ちゃんに影響を与えることがあります。服用前に医師、薬剤師、または登録販売者に相談されると安心です。
先ほどやっていただいた体質診断のように、本人の体質を診て、それにあった薬を処方することはとても大切です。しかしながら様々な要因が関与している可能性がありますので、自己判断ではなく、医師、薬剤師の方に相談されることをおすすめします。
安―いろいろな症状をお伝えして、最適なものを選んでもらうといいんですね。市川―そうなんです。体質に合った処方だと、花粉症、生理痛、便秘といった複数の症状がまとめて解決できることもあります。漢方では「気」「血」「水」のバランスといいますが、体のバランスを整えて、症状を改善するのは漢方薬ならではの力です。
安―そうなんですね。自分自身での体のケアとあわせて、漢方での改善をやってみたいです。それに私、漢方薬の独特の味が意外と好きなんですよ。
市川―漢方薬はいくつかの生薬を組み合わせた処方です。なので、元の材料の味が反映されるんです。補う薬は甘かったり、熱を落とす薬は苦いとか。味によって作用が違うんですよ。苦い処方でも体が欲している場合は、飲みやすいと感じることが多いと思います。
安―奥が深いですね。漢方薬のこと、もっといろいろ知りたくなりました。これを機会に、活用していきたいです。
プロフィール
タレント。1981年12月22日生まれ、東京都出身。バラエティ番組や雑誌のグラビアなどでブレイクし、テレビ、CM、ナレーター等で幅広く活躍。2011年、タレントの東貴博さんと結婚、'15年に長女の詩歌(うた)ちゃん、'24年に次女の萌歌(もか)ちゃんを出産。
お気に入りの健康法は、冷え解消に効果的な「ヨモギ蒸し」。食事では何でもバランス良くをモットーに、元気になりそうなネバネバ食材をよく摂っている。お世話になったことのある漢方薬は「当帰芍薬散」。『土曜はナニする!?』(関西テレビ/フジテレビ系全国ネット)に準レギュラーとして出演中。
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