そら豆

生薬名

胡豆(コトウ)

そら豆

生薬名

胡豆(コトウ)

五味
五性
帰経 脾・胃

食材に期待される効果

体の中の余分な水分を排出する働きがあるので、梅雨などに体がだるい・むくみやすい方におすすめです。胃腸の働きをよくするため、食欲がない方にも利用できます。皮は食物繊維が豊富なので便秘の方にも向いています。

食べ方のヒント

そら豆は、中の実を出したあと切り込みを入れてから焼いて食べます。塩コショウやチーズをかけたあとトースターで焼くなど、いろいろな味を楽しむことができます。

おすすめの時期

4月~7月頃

この食材が生薬として使われる場合

胡豆(コトウ):体に溜まった余分な水分を排出する働きがあります。雨の日や湿気の多い日におすすめです。むくみにも効果があります。

用語解説

食べ物の味を、酸・甘・辛・苦・鹹の5つに分けています。五味は五臓(肝・心・脾・肺・腎)と深く関係しており、味(味覚)とともに作用も表しています。

食材には、体を温めるもの、体を冷やすものなどがあります。漢方では、これを熱性・温性・平性・涼性・寒性の5つに分けています。体が冷えているときは熱性・温性を、体に熱がこもっているときは、涼性・寒性を、どちらでもないものを平性というように、それぞれの体質に合わせた食材を選ぶことができます。

帰経は五味と臓腑の関係を現したものです。例えば、甘は脾と胃が関係あります。脾が弱っているときは、甘味の食材が適しています。帰経は五行色体表から読み取っていくことができます。帰経が理解できれば、自分の体質に合わせた食事などを知ることができます。