生姜
生薬名
生姜（しょうきょう）乾姜（かんきょう）
生姜
生薬名
生姜（しょうきょう）乾姜（かんきょう）
食材に期待される効果
体を温め、発汗を促し、冷えを解消します。寒気を感じる方や節々の痛みなどがある方に向いています。胃腸の冷えや胃腸が弱い方にも適しています。
食べ方のヒント
紅茶に生姜のすりおろしたものをいれます。紅茶はカラダを温める作用があるため、生姜を入れるとさらに温める効果が高くなります。
おすすめの時期
春または冬
この食材が生薬として使われる場合
生姜（ショウキョウ）・乾姜（カンキョウ）：加熱せずに乾燥させたものを「生姜」、蒸したあとに乾燥させたものを「乾姜」といいます。生姜は、吐き気や食欲不振を改善させる作用があります。乾姜は生姜よりもカラダを温める作用が強く、下痢や腹痛など胃腸の冷えを改善させる作用があります。
食べ物の味を、酸・甘・辛・苦・鹹の5つに分けています。五味は五臓（肝・心・脾・肺・腎）と深く関係しており、味（味覚）とともに作用も表しています。
食材には、体を温めるもの、体を冷やすものなどがあります。漢方では、これを熱性・温性・平性・涼性・寒性の5つに分けています。体が冷えているときは熱性・温性を、体に熱がこもっているときは、涼性・寒性を、どちらでもないものを平性というように、それぞれの体質に合わせた食材を選ぶことができます。
帰経は五味と臓腑の関係を現したものです。例えば、甘は脾と胃が関係あります。脾が弱っているときは、甘味の食材が適しています。帰経は五行色体表から読み取っていくことができます。帰経が理解できれば、自分の体質に合わせた食事などを知ることができます。