柿
生薬名
柿蔕(シテイ)
柿
生薬名
柿蔕(シテイ)
食材に期待される効果
熱を抑え、体を潤し、体の滞った水分を外に出す作用があります。喉の渇き、微熱がある方に向いています。冷え性の方や、胃腸の調子が良くない方は控えたほうがいいでしょう。
食べ方のヒント
柿は体を冷やすので、柿のマリネやコンポートに生姜を入れて食べると体の冷えを抑えることができます。
おすすめの時期
9月~11月頃
この食材が生薬として使われる場合
柿蔕(シテイ):柿のへたの部分を利用する生薬で、しゃっくりや吐き気に効果があります。
食べ物の味を、酸・甘・辛・苦・鹹の5つに分けています。五味は五臓(肝・心・脾・肺・腎)と深く関係しており、味(味覚)とともに作用も表しています。
食材には、体を温めるもの、体を冷やすものなどがあります。漢方では、これを熱性・温性・平性・涼性・寒性の5つに分けています。体が冷えているときは熱性・温性を、体に熱がこもっているときは、涼性・寒性を、どちらでもないものを平性というように、それぞれの体質に合わせた食材を選ぶことができます。
帰経は五味と臓腑の関係を現したものです。例えば、甘は脾と胃が関係あります。脾が弱っているときは、甘味の食材が適しています。帰経は五行色体表から読み取っていくことができます。帰経が理解できれば、自分の体質に合わせた食事などを知ることができます。