金針菜
(きんしんさい)
生薬名
なし
金針菜(きんしんさい)
生薬名
なし
食材に期待される効果
胃腸の働きをよくするため夏バテや食欲のない方におすすめです。気血のめぐりをよくしてくれるため、ほてりやむくみのある方にも向いています。日本ではあまり聞き慣れない名前の野菜ですが、薬膳では干した金針菜がよく使われます。
食べ方のヒント
乾燥した金針菜は、中華食材店や高級食材店などで販売されています。金針菜は、水で戻したあとおひたしや炒めものなどで食べます。シャキシャキとした食感を楽しむこともできます。
おすすめの時期
旬は6月~10月頃
食べ物の味を、酸・甘・辛・苦・鹹の5つに分けています。五味は五臓(肝・心・脾・肺・腎)と深く関係しており、味(味覚)とともに作用も表しています。
食材には、体を温めるもの、体を冷やすものなどがあります。漢方では、これを熱性・温性・平性・涼性・寒性の5つに分けています。体が冷えているときは熱性・温性を、体に熱がこもっているときは、涼性・寒性を、どちらでもないものを平性というように、それぞれの体質に合わせた食材を選ぶことができます。
帰経は五味と臓腑の関係を現したものです。例えば、甘は脾と胃が関係あります。脾が弱っているときは、甘味の食材が適しています。帰経は五行色体表から読み取っていくことができます。帰経が理解できれば、自分の体質に合わせた食事などを知ることができます。