牡蠣
生薬名
牡蠣(ぼれい)
牡蠣
生薬名
牡蠣(ぼれい)
食材に期待される効果
牡蠣は精神を安定させる作用があります。滋養強壮の働きもあるため、疲れやすい方や眠れない方など気虚タイプの方も利用できます。
食べ方のヒント
牡蠣の選び方。牡蠣は実が大きくふっくらしていて、外の黒い部分が厚みのあるものを選びます。生牡蠣を食べるときはしっかりと殺菌された「生食用」を選びましょう。
おすすめの時期
冬
この食材が生薬として使われる場合
牡蛎は精神安定の作用があります。高血圧や多汗症などにも利用されます。殻には漏れ出るものを抑える作用があるため、多汗症や寝汗などにも効果があります。漢方薬では柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)に入っています。
食べ物の味を、酸・甘・辛・苦・鹹の5つに分けています。五味は五臓(肝・心・脾・肺・腎)と深く関係しており、味(味覚)とともに作用も表しています。
食材には、体を温めるもの、体を冷やすものなどがあります。漢方では、これを熱性・温性・平性・涼性・寒性の5つに分けています。体が冷えているときは熱性・温性を、体に熱がこもっているときは、涼性・寒性を、どちらでもないものを平性というように、それぞれの体質に合わせた食材を選ぶことができます。
帰経は五味と臓腑の関係を現したものです。例えば、甘は脾と胃が関係あります。脾が弱っているときは、甘味の食材が適しています。帰経は五行色体表から読み取っていくことができます。帰経が理解できれば、自分の体質に合わせた食事などを知ることができます。