いちご

生薬名

なし

いちご

生薬名

なし

五味 甘・酸
五性
帰経 脾・胃

食材に期待される効果

いちごは、涼性で体の熱をおさえる働きがあるため、喉の痛みや口の渇きに向いています。ただし、手足の冷える方や、下痢などの症状がある方は控えめにしましょう。

食べ方のヒント

いちごはそのままでもおいしいですが、牛乳に入れて食べると体を潤す作用があるため便秘の方におすすめです。

おすすめの時期

3月~4月頃

用語解説

食べ物の味を、酸・甘・辛・苦・鹹の5つに分けています。五味は五臓(肝・心・脾・肺・腎)と深く関係しており、味(味覚)とともに作用も表しています。

食材には、体を温めるもの、体を冷やすものなどがあります。漢方では、これを熱性・温性・平性・涼性・寒性の5つに分けています。体が冷えているときは熱性・温性を、体に熱がこもっているときは、涼性・寒性を、どちらでもないものを平性というように、それぞれの体質に合わせた食材を選ぶことができます。

帰経は五味と臓腑の関係を現したものです。例えば、甘は脾と胃が関係あります。脾が弱っているときは、甘味の食材が適しています。帰経は五行色体表から読み取っていくことができます。帰経が理解できれば、自分の体質に合わせた食事などを知ることができます。