くるみ
生薬名
胡桃肉(ことうにく)胡桃仁(ことうにん)
くるみ
生薬名
胡桃肉(ことうにく)胡桃仁(ことうにん)
大腸
食材に期待される効果
くるみは腎の働きを補う作用があります。くるみはオメガ3脂肪酸が豊富なので脳によいと考えています。漢方には同物同治という言葉があり、似ているものはその臓器を補うという考えがあります。くるみは、脂分が含まれているため便秘にも利用されます。
食べ方のヒント
ゆでたほうれん草につぶしたくるみを混ぜて食べると香ばし味わいを楽しむことができます。ほうれん草は、血を補う作用があります。
おすすめの時期
旬は9月~10月頃
この食材が生薬として使われる場合
胡桃肉(ことうにく):腎の働きをおぎなう作用があるため、腰痛・頻尿などに利用されます。また乾燥した便秘や老化による便秘にも効果があります。
食べ物の味を、酸・甘・辛・苦・鹹の5つに分けています。五味は五臓(肝・心・脾・肺・腎)と深く関係しており、味(味覚)とともに作用も表しています。
食材には、体を温めるもの、体を冷やすものなどがあります。漢方では、これを熱性・温性・平性・涼性・寒性の5つに分けています。体が冷えているときは熱性・温性を、体に熱がこもっているときは、涼性・寒性を、どちらでもないものを平性というように、それぞれの体質に合わせた食材を選ぶことができます。
帰経は五味と臓腑の関係を現したものです。例えば、甘は脾と胃が関係あります。脾が弱っているときは、甘味の食材が適しています。帰経は五行色体表から読み取っていくことができます。帰経が理解できれば、自分の体質に合わせた食事などを知ることができます。