COLUMN

美肌のために知っておきたい肌の構造とターンオーバー

肌の構造についてご存知ですか?

毎日のお手入れや、メイクなど自分の肌に触れる機会は多くありますが、肌の奥がどうなっているか、どんなメカニズムなのかはご存知ですか?
自分の肌の状態を知り、適切なケアを行うことこそが、明るく透き通る肌を手に入れる近道です。まずは肌の構造をご紹介します。

肌の構造

皮膚は大きく「表皮」、「真皮」、「皮下組織」の3つの層で構成されています。

表皮の最も外側にある「角質層」は、外からの刺激などが肌の内側に入り込まないためのバリア機能や、水分を保つ役割を果たしています。シミ・ソバカスの原因となる「メラニン」をつくる部分(メラノサイト)も、表皮の下層(基底層)にあります。表皮の厚さはおよそ0.1~0.3mm程度と非常に薄く、デリケート。肌を強くこするなど強い刺激を与えることは避けるようにしましょう。

次の層、「真皮」には体温調節や老廃物を排出する役割を果たす汗腺や、血管、神経などが集まっています。そのさらに下層にあるのが「皮下組織」。文字通り脂肪細胞で、体温維持やエネルギーを蓄える役割があります。

「ターンオーバー」
周期と美肌の関係

「ターンオーバー」

耳にする機会も多い「ターンオーバー」という言葉。肌の生まれ変わり、つまり新陳代謝のサイクルのことです。

表皮は、新しく生まれた細胞が古い細胞を少しずつ上に押し上げ、最後は自然にはがれ落ちるようにできています。
このサイクルをターンオーバーと呼び、健康な肌であればおよそ28日程度の周期で行われていますが、部位や年齢、体のコンディションによって、ターンオーバーの周期は異なります。

ターンオーバーのサイクルが早ければ早いほど、健康な肌でいられるのでは?と思うかもしれませんが、実はそうではありません。ターンオーバーが早すぎると、まだ不完全な細胞が表面に上がってしまいます。また、ターンオーバーが乱れるとシミ、くすみ、乾燥など肌のさまざまなトラブルにつながってしまいます。「シミ」は、メラニンの生成と排出バランスが崩れ、メラニンが表皮層に溜まってしまう状態のことです。キレイな肌を保つためには、程よい周期でターンオーバーが行われることが、大切です。

ターンオーバーの乱れは、睡眠不足や不摂生、ストレスなどでも引き起こされます。肌のためにも体のためにも、健康的な生活を心がけたいですね。

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