漢方について
健康チャート
さあ、体質をチェックしてみましょう!
以下の項目で、当てはまるものをチェックし、結果を見るボタンを押すと、最後にレーダーチャートが表示され、体質を知ることができます。
自分の体質に合った健康法を知るために、ぜひ試してみましょう!
体質判定レーダーチャート
レーダーチャートの見方
現れたレーダーチャートで、高い頂点のところに表示されているのが、あなたの体質のタイプです。
当てはまるタイプを下記のボタンよりクリックすると、体質別の詳しい説明が表示されます。よく読んで、自分の体質と、自分に合った健康法確認しましょう。なお、同じような値の項目がいくつかあった場合は、複数の体質を併せ持っていると判断します。
気が不足し、疲れやすい。
免疫力も弱い体質
生命力を支えるパワー「気」が不足しているタイプです。胃腸が弱く、食欲もありません。無理に食べると胃がもたれ苦しくなります。声や表情に力がなく、全体的にパワー不足の印象を受けます。手足がだるくて、立ちくらみや低血圧にもなりやすい傾向があります。免疫力が弱いので風邪をひきやすく、寒さにもあまり強くありません。
なりやすい病気
慢性胃炎などの胃腸の病気のほか、免疫力の低下によって、各種の感染症にかかりやすくなります。かぜや気管支拡張症などの呼吸器疾患にも注意が必要です。
健康づくりのポイント
食欲もないのに必要以上に食べ過ぎないこと。水分や薄着で体を冷やさないことも大切です。ときにはスポーツなどで体を動かし、心地よい汗をかくようにしましょう。
冷えが強く、活力の貯金が少ないタイプ
「腎」は発育や成長、生殖と関係する生命力の貯蔵庫です。生命力の貯金が少なくなると、骨や歯がもろくなり、耳鳴りやめまいなどが現れるようになります。トイレが近くなり、夜中に何度も起きる。精力減退の兆候がでる人も少なくありません。からだの中の熱も不足するため、冷えが強く寒さや冷房が苦手です。
なりやすい病気
腎は生殖機能と関係しているので、月経異常、無精子症、インポテンツ、不妊症、前立腺肥大、慢性腎炎、夜尿症などにかかりやすくなります。耳や髪、骨の異常もでやすくなります。
健康づくりのポイント
薄着はやめて、保温に配慮した衣服を身につけましょう。冷たい飲食物もとり過ぎないように。とにかくよく動くように心がけてください。
血色が悪く、栄養が全身に届かないタイプ
全身に栄養を送る「血」が不足している状態です。血虚になると、体内に栄養が充分に回らないため、皮膚や髪につやがなくなり、顔色からは血の気が失われます。立ちくらみやふらつき、動悸などを起こしがち。手足のしびれや冷えを感じることも多くなります。女性に多いのが特徴で、生理不順や無月経にも悩まされます。
なりやすい病気
生理痛、生理不順など月経に関するさまざまな異常のほか、末梢神経障害、筋肉痛、便秘症、色盲、夜盲症、脱毛症、皮膚乾燥症などがよくみられます。
健康づくりのポイント
「血」をつくる働きの高い食材(人参、ほうれん草、ひじき、レバー、黒ごまなど)を多めに食べるようにして、昼は体を動かし、夜は睡眠時間を充分とり、ぐっすり眠るようにしましょう。
体が乾燥し、元気が持続しないタイプ
全身を潤す「津液」が不足しているので、体が乾燥し熱をもっているような症状が現れています。皮膚が乾燥し、かすれた声で空咳をします。飲み物をよく口にするのですが、トイレにはあまり行きません。夜寝るときに手のひらや足の裏が熱く感じられ、寝汗をかくことも。夜型人間に目立つタイプです。
なりやすい病気
不眠症、健忘症、めまい、耳鳴り、口内炎、扁桃炎、慢性気管支炎、肺結核、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などのように、乾燥が現れる場所によって、さまざまな病気が引き起こされます。
健康づくりのポイント
サウナのような不自然な発汗や、過労、睡眠不足を避けましょう。疲れると熱っぽく感じる人は、香辛料をふだんから控えめにすること。
気の流れが悪く、すぐイライラするタイプ
生命力を支える「気」は、ストレスや感情の影響を受けると働きが悪くなり、スムーズに流れなくなります。几帳面で神経質。イライラしやすく、ちょっとしたことで怒り出します。気力は充実していますが、精神的に落ち込むと、とたんにため息を連発する情緒の不安定さを併せもっています。下腹部やわき腹のあたりが張ったように痛むのが、気滞タイプの特徴です。
なりやすい病気
気の流れが悪くなると、神経症、自律神経失調症などの精神神経症状のほか、月経痛、神経痛、頭痛、円形脱毛症などの病気に。脳出血やくも膜下出血の原因になることもあります。
健康づくりのポイント
頑張りすぎはイライラのもと。心にゆとりをもってリラックスしましょう。嫌なことや心配事があったら、楽しいことに目を向けてみるのもストレスの解消になります。
暑がりで汗っかき 肥満になりやすいタイプ
水と熱の両方が病的な状態になったのが「湿熱」です。湿熱はどろどろしていて、「気」や「血」の働きを邪魔します。暑がりで汗っかき。食欲旺盛で、お酒もよく飲みます。一見豪放磊落。がっちりした体格で体力が余っているように見えますが、湿熱の影響で熱っぽくてだるそうに感じる人が目立ちます。
なりやすい病気
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)慢性鼻炎、花粉症、慢性中耳炎、ニキビ、毛嚢炎(おでき)、リンパ腺炎、乳腺炎、胆嚢炎、腎盂腎炎など、炎症性疾患がよく現れます。
健康づくりのポイント
食べ過ぎ、飲み過ぎに注意。とくに、熱を生みやすい味の濃いもの、カロリーの高いものを摂り過ぎないことです。からだを動かして汗をかくようにしましょう。
血が滞り、黒ずみや塊ができやすいタイプ
「血」は大切な栄養物質です。血の流れが悪くなると、全身に栄養が行き渡らなくなるので、皮膚の色が浅黒くくすみ、カサついたつやのない肌になります。肩こりや頭痛、便秘になりやすく、女性は重い生理痛に悩む人も少なくありません。唇や歯ぐきが紫色になり、傷あとや日焼けのあとが黒く残る傾向があります。
なりやすい病気
「血」の流れが悪くなると、生理不順、不妊症、便秘、痔核、脳血管障害、心筋梗塞、狭心症、神経痛、動脈瘤などの病気が起こりやすくなります。
健康づくりのポイント
「血」の流れは、くよくよ、イライラが重なると悪くなります。気分を明るくしましょう。また体を冷やす飲食物や薄着は厳禁です。生活の中で無理なく体を動かすようにしましょう。
水が多くて、寒がりで暑がり。
むくみやすい体質
適度な水は体にとって欠かせないものですが、必要以上に蓄えられると、「湿」や「痰」という病的な水分に変化し、さまざまな症状が現れるようになります。ちょっと動いただけで汗をかき、息が切れる。寒がりなのに暑がり。体格はいいけど元気がなく、体がむくみやすい。雨降りのときなどに、調子が悪くなったりしがちです。
なりやすい病気
「湿」が過剰になると、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、肺水腫さらに高血圧、甲状腺機能低下症、腎水腫、大腸炎、浮腫、各種の皮膚病などの病気が起こりやすくなります。
健康づくりのポイント
飲み物はのどが渇いたときだけ飲むようにして、からだを冷やしやすい果物や生野菜は控えめに。ふだんから運動を心がけ、汗をかくようにしましょう。