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閉経が起こる前後の5年間、年齢的には45歳ぐらいから55歳ぐらいまでを更年期と呼んでいます。この時期になると卵巣の機能が低下し、女性ホルモンの一つであるエストロゲン（卵胞ホルモン）の分泌量が減ってきます。その結果、女性のカラダにはのぼせやほてりなど、さまざまな症状が現れます。また、エストロゲンは妊娠や出産、女性らしいカラダをつくる働きのほかに、骨密度を維持することやコレステロールを下げるなど、たくさんの働きを持っています。このように女性ホルモンの変化をよく知り、最適なホルモンバランスを保つことが大切になります。

イソフラボンは天然の植物のみに存在し、植物性エストロゲン（フェイエストロゲン）とも言われます。 日常的に摂取できる食品素材としては大豆がよく知られており、とくに大豆の胚芽部分に多く含まれています。しかし、胚芽部分には「えぐ味」があるため、加工する際に取り除かれることが多いうえ、そのままの形では吸収されにくいので、加工食品からは摂取しにくくなっています。