カンシンくんの漢方薬局・薬店 訪問記

神戸にやってきました！

神戸市三ノ宮駅北口前です。
お店は駅から徒歩2分と大変便利な場所にあります。

駅前から住所を頼りに探します。このビルの8階にあるはずです。

ちょっと見つけにくいのですが、入口にちゃんとBIJINDOの看板がありました。
ここで間違いありません！　ホッとしました。
さっそく、ビルのエレベーターで8階に向かいましょう。

8階に到着し、エレベーターを出るとこのようなフロアになっています。
「経絡漢方薬店　美仁堂　BIJINDO」の看板も出ていました！

漢方相談薬店、鍼灸院、漢方サロンの３つが併設されているのですね。

名前のとおり、漢方医学である中医学にのっとり、経絡学説を有効活用した、漢方治療、エステサロン、鍼灸治療を行っている漢方薬店様です。

まさに、東洋医学による女性のためのトータルヘルスケアのお店と言ってよいかもしれませんね。

このように、かわいらしいお花が飾られていたり、杖置き場があったりして、お客様へのうれしいちょっとした気遣いがしっかりされているお店です。

ではさっそく。お店に入ってみましょう。

「こんにちは～。」

こちらが「経絡漢方薬店　美仁堂」を経営されている永藤香代子先生（左）と永藤栞先生（右）。

女性にとって強い味方になってくれるそんな優しい先生です。

女性やお年寄りの方にとってはとても安心でき、頼もしくもある存在ですよね。

さっそく、相談コーナーのあるお店にご案内いただきました。

こちらで本場中医学に基づいた本格的な漢方相談を行うことができます。

お店のつくり的に相談ルームは他人に見られることのない完全なプライベート空間となっており、リラックスして相談を受けることができそうです。

ここで「経絡漢方薬店　美仁堂」様の相談方法をご紹介します。
相談は以下のように行われます。

①まず問診票を記入します。

②そして、先生より問診表を見ながら相談者の要望について確認をします。
また、お薬手帳の確認や、健康診断結果などをお持ちの際はそちらも確認していただけます。

③続いていよいよ、漢方カウンセリングがはじまります。
漢方の診断法である、望診（見た目や色の情報）、聞診（音やにおいの情報）、問診（さまざまな質問で得られる情報）を使って、弁証と言われる体質や病気の状態を漢方的見地で見極めます。
先生は、三因といわれる、時（季節）・地（地理的な環境）・人（個人差）の3つの要因を見極めて養生法や治療法を組み立てていくそうです。
さらに、必要であれば鍼灸治療もご紹介していただきます。お客様の中には、漢方による養生法と鍼灸治療を併用される方もいらっしゃるとのことです。

④三因に基づき漢方処方の選定をしていただきます。
また、運動養生法、ツボ養生、食養生などもわかりやすくアドバイスしていただけます。

最後に次回相談日時の予約をして終了です。

このように生活養生についてアドバイスもしてくれます。
健康な血流のためには、食事も見直さないといけませんね・・・。

相談ルームには中医学の学術書や医学図などが沢山あります。

こちらは経絡について記されている古書。

こちらは中医学の原点となる古典です。

下段中央の「黄帝内径素問」という古典が編さんされたのは、いつだと思いますか？
なんと、紀元前206年頃とされています！
なんと、2,226年前なのです！

現在の漢方は、これほど長い歴史を経て培われてきた経験や技術が結集されてできているものなのですね。素晴らしい！

お店の一角に中医学の偉人である張仲景先生（150年～219年頃）の銅像を発見しました。

西暦200年頃に、あの葛根湯や麻黄湯などが収載されている「傷寒論」や、中国医学最古の内科雑病医書として注目されている「金匱要略」といった医学書を著された偉人です。

こちらで、処方された漢方薬を購入できます。

カウンター脇には、漢方の健康教室などの案内パンフレットなども設置されています。
お店では消費者向けの勉強会なども定期的に実施されています。

漢方処方の内容や作用などについて、ていねいにわかりやすく教えていただけます。

こちらはお店主催の健康セミナーの様子です。
楽しくわかりやすく健康のこと、美容のこと、漢方（中医学）のことなどが学べます。

「経絡漢方薬店　美仁堂様」は、優しい女性の先生による相談がうけられるお店でした。
親切ていねいな接客と、確かな漢方技術をお持ちです。さらに健康勉強会なども開催されていて、日々の健康的な生活に大いに役立ってくれるお店です。

とくに、婦人科で悩まれている若い女性の方や、加齢に伴う体の不調に悩まれているお年寄りの方などにおすすめしたいお店だと感じました。
永藤先生ありがとうございました。