二日酔い
冬は、忘年会やお正月、新年会と、何かとイベントが多い時期。
イベントにはお酒がつきものですが、怖いのが二日酔い。
次の日のことを考えて飲み過ぎなければ良いのですが、楽しいお酒の席…そんなことを考えずに楽しみたいですよね。
しかし、大事な仕事や予定に穴をあけてはいられません。
ぜひ、養生を試してみてください。
食
二日酔いの吐き気や頭痛は、「もう二度とお酒を飲まない」と思わせるほどつらいものです。二日酔いは肝機能がアルコール処理能力を超えた状態です。「肝(かん)」のはたらきを助けるような食材で、体をいたわりましょう。
はき気を抑える
- ショウガ、梅干し
ショウガにははき気を抑えて、食欲を高める作用があります。ショウガをすりおろしたショウガ汁を飲むと吐き気がおさまります。そのままで飲みにくい場合は、ショウガ汁に熱湯をそそぎ、はちみつや黒砂糖を入れて飲んでも良いでしょう。甘いのが苦手な方は、だし汁を入れた「だしショウガ汁」もおすすめです。
また、梅干しは、胃腸を整えて、アルコールの影響を取り除きます。
肝機能アップ
- シジミのみそ汁
- タコ
「肝」のはたらきをアップし、解毒作用も期待できる食べものとしてあげられるのが、シジミやタコ。シジミは温かいおみそ汁でいただくのがおすすめ。タコには「気」を補ったり、「血」を増やしたりする作用もあるといわれています。
同じく二日酔い解消に役立つといわれるトマトを合わせて、炒めものにしてみてはいかがでしょうか。
ツボ
吐き気を抑えるには、手三里と合谷のツボを、頭痛のときは百会のツボを押しましょう。また、のぼせや動悸があるときは湧泉のツボを痛みが感じるくらい強く押すのが効果的です。
両耳の先端を結ぶ線と眉間の中央からまっすぐ上がった線が交差するところ。頭のてっぺん。
土踏まずの五指を曲げるとくぼむところ。体のエネルギーが湧き出てくるツボ。
ひじを曲げたときにできるシワから手首のほうに4cmほどのところ。
親指と人さし指が合流するところからやや人さし指のところ。
養生
- 飲む前に牛乳を1杯飲む
- 足湯で汗をかく
二日酔いの予防法としては、飲み過ぎないことが一番ですが、空腹でお酒を飲まないことも大切です。お酒を飲む前に、牛乳を1杯飲んでおくと、胃の粘膜に膜ができるので、アルコールの吸収を抑えることができます。
飲み過ぎてしまったときは、足湯で汗をかきましょう。上半身からたくさん汗をかくことで、頭痛や吐き気が緩和されます。足湯をする際は、効率よく汗をかくために、長袖、長ズボンを着用すると良いでしょう。