一般的に「お通じの悩み」に使われる漢方薬
麻子仁丸(ましにんがん)
公開日:2021年3月22日最終更新日:2024年05月10日
目次
便秘で、便が硬くスムーズに排便できない方に効果的な漢方薬
からだの栄養状態が悪化したり、老化に伴い腸のうるおいが減ったりして起こる便秘は、漢方の考え方では体の中で「水(すい)」が作れなくなって、「水」がうまく巡っていない状態です。コロコロしたウサギのふんのような便が特徴的です。「麻子仁丸」は、便が乾燥して硬いために排便しにくい状態に対して、腸を刺激するだけでなく、腸をうるおして、便を軟らかくするため、無理なく体質に合った便秘改善が行える処方です。
効能・効果
体力中等度以下で、ときに便が硬く塊状なものの次の諸症:便秘、便秘に伴う頭重・のぼせ・湿疹・皮膚炎・ふきでもの(にきび)・食欲不振(食欲減退)・腹部膨満・腸内異常醗酵・痔などの症状の緩和
配合生薬(成分・分量)
成人1日の服用量12錠(1錠303mg)中
麻子仁丸料エキス粉末…1800mg
(マシニン2.2g、シャクヤク・キジツ・コウボク各1.1g、ダイオウ1.925g、キョウニン1.375gより抽出。)
添加物として、ステアリン酸Mg、ケイ酸Al、CMC-Ca、セルロース、ヒプロメロース、ヒプロメロースフタル酸エステル、マクロゴール、トリアセチン、三二酸化鉄、青色2号を含有する。
用法・用量
次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
---|---|---|
成人(15才以上) | 4錠 | 3回 |
15才未満 | 服用しないこと |
注意点・副作用
使用上の注意
- してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)- 本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないでください
他の瀉下薬(下剤) - 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください
- 本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないでください
- 相談すること
- 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
(1)医師の治療を受けている人
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人
(3)胃腸が弱く下痢しやすい人 - 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
消化器 はげしい腹痛を伴う下痢、腹痛 - 服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
下痢 - 5~6日間服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
- 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
保管方法
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に密栓して保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
(4)ビンの中の詰物は、輸送中に錠剤が破損するのを防ぐためのものです。開栓後は不要となりますのですててください。
(5)使用期限のすぎた商品は、服用しないでください。
(6)水分が錠剤につきますと、変色または色むらを生じることがありますので、誤って水滴を落としたり、ぬれた手で触れないでください。
製品情報
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