一般的に「女性の悩み」に使われる生薬製剤
四物血行散(しもつけっこうさん)
公開日:2019年03月19日最終更新日:2024年08月29日
目次
朝起きられない低血圧、体がだるい方向けの漢方薬「四物血行散」
「四物血行散」は、血行障害を改善する「四物湯」がベースになっていて、血液の循環を整え、低血圧や、婦人科系のさまざまな症状を改善させます。また、血行不良の方は、水分代謝異常を伴うことが多いため、茯苓、白朮を加味し、胃腸への負担も同時に軽減する処方となっています。とくに、倦怠感やめまいといった貧血症状のある人に適しています。
効能・効果
貧血に伴う全身倦怠、低血圧、月経異常、婦人科諸疾患に起因する神経症状(めまい、のぼせ、耳鳴、頭痛、不眠、憂うつ症、不安感)、子宮出血、産前産後及び妊娠による貧血、妊婦の強壮、産婦の強壮
配合生薬(成分・分量)
成人1日の服用量3包(1包1.5g)中、次の成分を含んでいます。
下記生薬より抽出したエキス…4.62mL(固形物として0.30g)
(ジオウ・シャクヤク各0.25g、センキュウ・トウキ各1.50g)
シャクヤク末0.20g、ビャクジュツ末・ブクリョウ末各2.00g
成分に関連する注意
本剤は天然物(生薬)を用いていますので、製品により色が多少異なることがあります。
用法・用量
次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
---|---|---|
成人(15才以上) | 1包 | 3回 |
15才未満12才以上 | 2/3包 | |
12才未満7才以上 | 1/2包 | |
7才未満4才以上 | 1/3包 | |
4才未満 | 服用しないこと |
用法・用量に関連する注意
小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
注意点・副作用
使用上の注意
- 相談すること
- 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
(1)医師の治療を受けている人
(2)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)
(3)胃腸の弱い人
(4)下痢しやすい人
(5)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人 - 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
皮膚 発疹・発赤、かゆみ 消化器 胃部不快感、食欲不振、腹痛 - 服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
下痢 - 1カ月位(子宮出血に服用する場合には1週間位)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
- 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
保管方法
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
(4)使用期限のすぎた商品は、服用しないでください。
(5)1包を分割した残りを服用する時は、袋の口を折り返して保管し、2日をすぎた場合には服用しないでください。
製品情報
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