一般的に「高血圧の随伴症状」に使われる漢方薬
釣藤散(ちょうとうさん)
公開日:2018年08月01日最終更新日:2024年05月10日
目次
(慢性)頭痛、めまい、肩こり、高血圧傾向のある方の慢性頭痛、神経症に効果的な漢方薬
ストレスなどによって血圧が上がる人は、「気」が頭の方に上昇している状態です。「気」は上昇すると熱に変わり、頭痛のほか、目がくらむといった症状を引き起こします。また、「気」の上昇にともなって、「血(けつ)」も上昇するため顔が赤くなったり、目が血走ったりします。
「釣藤散(ちょうとうさん)」は、「気」の上昇を抑えるとともに、「気」や「血(けつ)」のめぐりを整える作用のある処方のお薬です。
効能・効果
体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの次の諸症:慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるもの
配合生薬(成分・分量)
成人1日の服用量12錠(1錠360mg)中
釣藤散エキス(1/2量)…2500mg
(チョウトウコウ・チンピ・バクモンドウ・ハンゲ・ブクリョウ各1.5g、ボウフウ・キクカ・ニンジン各1.0g、セッコウ2.5g、ショウキョウ・カンゾウ各0.5gより抽出。)
添加物として、トウモロコシデンプン、無水ケイ酸、ケイ酸Al、CMC-Ca、ステアリン酸Mgを含有する。
成分に関連する注意
本剤は天然物(生薬)のエキスを用いていますので、錠剤の色が多少異なることがあります。
用法・用量
次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
---|---|---|
成人(15才以上) | 4錠 | 3回 |
15才未満7才以上 | 3錠 | |
7才未満5才以上 | 2錠 | |
5才未満 | 服用しないこと |
用法・用量に関連する注意
小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
注意点・副作用
使用上の注意
- 相談すること
- 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
(1)医師の治療を受けている人
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人
(3)胃腸虚弱で冷え症の人
(4)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人 - 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
皮膚 発疹・発赤、かゆみ 消化器 食欲不振、胃部不快感 - 1カ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
- 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
保管方法
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に密栓して保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
(4)ビンの中の詰物は、輸送中に錠剤が破損するのを防ぐためのものです。開栓後は不要となりますのですててください。
(5)使用期限のすぎた商品は、服用しないでください。
(6)水分が錠剤につきますと、変色または色むらを生じることがありますので、誤って水滴を落としたり、ぬれた手で触れないでください。
製品情報
「高血圧の随伴症状」の商品を見る