一般的に「肌トラブル」に使われる漢方薬
温清飲(うんせいいん)
公開日:2024年03月28日最終更新日:2024年03月28日
目次
肌の赤み、かさつき、かゆみにおすすめの漢方処方「温清飲」
漢方では、肌トラブルの原因を、からだの中と外、どちらの要因によって生じるかを考え、対処方法を変えていきます。「温清飲」は、炎症をしずめる働きのある漢方薬「黄連解毒湯」に血を補う「四物湯」が合わさった漢方薬です。からだにたまった余分な熱を取り、赤みやかゆみのもととなる炎症をしずめながら、同時に全身に血を補うことで肌の乾燥をやわらげます。体があたたまると赤みやかゆみが出るタイプで、皮膚は乾燥しているような湿疹・皮膚炎におすすめです。
効能・効果
体力中等度で、皮膚はかさかさして色つやが悪く、のぼせるものの次の諸症:月経不順、月経困難、血の道症、更年期障害、神経症、湿疹・皮膚炎
(注)「血の道症」とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状を指します。
配合生薬(成分・分量)
成人1日の服用量15錠(1錠340mg)中、次の成分を含んでいます。
温清飲エキス(1/2量)...2800mg
(トウキ・ジオウ各2.0g、シャクヤク・センキュウ・オウゴン各1.5g、サンシシ1.0g、オウレン・オウバク各0.75gより抽出。)
添加物として、トウモロコシデンプン、無水ケイ酸、ケイ酸Al、CMC-Ca、ステアリン酸Mgを含有する。
成分に関連する注意
本剤は天然物(生薬)のエキスを用いていますので、錠剤の色が多少異なることがあります。
用法・用量
1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
---|---|---|
成人(15才以上) | 5錠 | 3回 |
15才未満7才以上 | 4錠 | |
7才未満5才以上 | 3錠 | |
5才未満 | 服用しないこと |
用法・用量に関連する注意
小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
注意点・副作用
使用上の注意
- 相談すること
- 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
(1)医師の治療を受けている人
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人
(3)胃腸が弱く下痢しやすい人 - 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
消化器 食欲不振、胃部不快感
まれに下記の重篤な症状が起こることがある。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。間質性肺炎 階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。 肝機能障害 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。 腸間膜静脈硬化症 長期服用により、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満等が繰り返しあらわれる。 - 服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
下痢 - 1カ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
- 長期連用する場合には、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
- 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
保管方法
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に、チャックをしっかりしめて保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
(4)使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。
(5)水分が錠剤につきますと、変色または色むらを生じることがありますので、誤って水滴を落としたり、ぬれた手で触れないでください。
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