目のかすみ
公開日:2018年09月21日最終更新日:2019年08月01日
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あなたの目のかすみの症状をチェック!
目のかすみや視力低下といった目の悩みを多くの中高年が経験しているといわれています。この悩みには、「目薬・眼鏡(老眼鏡)」での対応が一般的ですが、目のかすみやピント調整については、漢方でも対応できます。目のかすみが気になりだしたら、漢方を試してみてはいかがでしょうか。
漢方では、さまざまな側面から症状のタイプを判断します。まずはあなたの状態をチェックしてみましょう。チェックが多いようなら、漢方薬でのケアがおすすめです。
目がかすんで、ピントがぼやけるタイプ
こんな症状に心当たりはありませんか?
目が疲れ、夕方になるとピントが合わずぼやける方におすすめする漢方処方
杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
体力中等度以下で、疲れやすく胃腸障害がなく、尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてりや口渇があるものの次の諸症:かすみ目、つかれ目、のぼせ、頭重、めまい、排尿困難、頻尿、むくみ、視力低下
一般的に「目のかすみ」に使われる漢方薬
「杞菊地黄丸」の解説を見る
目のかすみのタイプ
目の衰えとは
加齢とともに、静止視力と動体視力のいずれも低下していきます。とくに40才以降になると低下の度合いは大きくなっていきます。
具体的な衰える箇所とその症状は以下の通りです。
水晶体 ・・・ 加齢に伴い、弾力が低下すると、厚みの調整がうまくいかず、ピントが合いにくくなり、物がぼやけて見える、視界がかすむ、まぶしいなどの症状が起こる。
毛様体筋 ・・・ 加齢とともに筋肉の収縮力が低下すると伸縮がスムーズにいかなくなり、ピント調節に支障をきたす。
直筋 ・・・ 直筋が疲労しやすくなることで、長時間のパソコン作業や読書の際に、コリが発生しやすくなり、眼精疲労や肩こり・頭痛などの原因にもなる。
涙腺 ・・・ 涙液が減り、眼の乾きを感じるようになる。目の表面が乾いて痛む、目がかすむ、疲れるなどの症状が起こる。
虹彩 ・・・ 光の変化に対する瞳孔の反応が遅くなり、まぶしさなどを感じる。
網膜 ・・・ 加齢とともに網膜の反応が衰え、脳への情報伝達がスムーズにいかなくなると、目に見える映像のクリアさが低下する。
血管 ・・・ 目に栄養成分を届ける力が低下すると、疲れがたまりやすくなる。
※目の疾患は中年以降に多く、老眼、白内障、緑内障、ドライアイ、加齢黄班変性、飛蚊症、眼瞼下垂などの疾患があります。どの疾患も、初期症状が似ていて判別が難しいため、まずは眼科を受診するようにしましょう。
目薬、ビタミン剤、漢方薬の役割
目のかすみや目の疲れなどの症状に用いられる目薬、ビタミン剤、漢方薬について、それぞれの役割を見ていきましょう。
まず、目薬です。目薬は目の疲れ、かすみ、かゆみの症状の緩和を目的として、まぶたの裏から眼球の表面にかけて、ふくろ状になっている結膜に使う外用薬です。
次に、ビタミン剤です。ビタミン剤の目に対するはたらきは、目の疲れに対して、神経伝達物質の調整や新陳代謝を高めて、目の神経や筋肉の疲労を緩和します。主な成分は、ビタミンB1(チアミン)、ビタミンB6(ピリドキシン)、ビタミンB12(シアノコバラミン)などです。
最後に、漢方薬です。漢方薬の「杞菊地黄丸」は、体全体の機能や活力を活性化する生薬を中心として体の内側から目のはたらきを改善します。なお、頻尿、排尿困難といった「杞菊地黄丸」と共通の症状に対応できる漢方薬に「八味地黄丸」があります。この2つの違いは、「八味地黄丸」が、手足の冷えなど主に冷えの症状が現れやすい人に、「杞菊地黄丸」が、のぼせや頻尿など主にほてりの症状が現れやすい人に向いているという点です。
一般的に「目のかすみ」に使われる漢方薬
目のかすみQ&A 漢方のギモンを解決!
目薬との併用に関しては、かかりつけの医師または薬剤師にご相談ください。