医食同源薬膳レシピ

冷え症が気になる方のレシピ

とくに手足の冷えが気になる・・・
主菜
豚肉の色々野菜巻き

材料(2人分) ※肉巻き6ケ分(1人3ケ)
  • にんじん ・・・ 中1本
    9cmの棒状に切る
  • さやいんげん ・・・ 9本
    半分に切る
  • しめじ ・・・ 1/2株
  • 長ねぎ ・・・ 1/4本
    白髪ねぎにする
  • 生姜 ・・・ 1片
    針生姜
  • しそ ・・・ 6枚
  • 豚バラ肉 ・・・ 6枚
    1時間ほど塩麹に漬けておく

<調味料>
  • 塩麹 ・・・ 適量
  • サラダ油 ・・・ 少々

作り方 調理時間:20分(豚バラ肉の漬け込み時間を除く)

  1. 豚バラ肉を1時間ほど塩麹に漬けておく。にんじん、いんげん、しめじはサッと茹でる。
  2. 漬け込んでおいた豚バラ肉に、しそ、にんじん、いんげん、しめじ、白髪ねぎ、針生姜をのせて巻く。
  3. フライパンにサラダ油をひき、(2)を焼く。

このレシピのポイント ・・・ 豚肉

このメニューの核となる食材は「豚肉」です。
動物の肉には、中国医学でいう「血を補う作用」があります。その中で「豚肉」は、鶏肉や牛肉よりも「潤す作用」が顕著だという特徴があります。たとえば発熱で脱水症状が進んでいるようなとき、「豚肉の潤す作用」はよく薬膳で利用されます。このメニューでは、さらに「にんじん・しめじ」を合わせ、血を補う作用を強めています。

主食
プーアール茶ごはん

材料(2人分)
  • 白米 ・・・ 2合
  • プーアール茶葉 ・・・ 大さじ2強
  • 水 ・・・ 400cc

<調味料>
  • 酒 ・・・ 大さじ2
  • 塩 ・・・ 小さじ1/2
  • あさつき ・・・ 少々
    小口切り

作り方 調理時間:40分(水につける時間は除く)

  1. 米を洗い、30分位水につけ、ざるにあげる。
  2. 水を沸かしてプーアール茶を濃いめに入れ、冷ましておく。
  3. 米を炊飯器に入れ、塩、酒を加え、(2)を炊飯器の2合の水加減にして炊く。
  4. 食べる前に、あさつきを散らす。

このレシピのポイント ・・・ プーアール茶

プーアール茶 イメージ

このメニューの核となる食材は「プ―アール茶」です。
「プーアール茶」は利尿作用をもつ食材です。利尿という「水の流れ」を生み出すことで、「血の流れ」を改善しようという意図があります。

副菜
簡単らっきょうのピクルス

材料(2人分)
  • らっきょう ・・・ 1袋(約90g)
  • きゅうり ・・・ 1本
    ひと口大に切る
  • セロリ ・・・ 1本
    ひと口大に切る
  • にんじん ・・・ 1/3
    ひと口大に切る
  • パプリカ ・・・ 小ぶりのもの1/2
    ひと口大に切る

<調味料>
  • 酢 ・・・ 大さじ1
  • 砂糖 ・・・ 小さじ1と1/2
  • 唐辛子 ・・・ 適量

作り方 調理時間:20分

  1. 材料をらっきょうの大きさにそろえて切り、塩をして30分ほど置く。
  2. らっきょうの漬け汁に酢、砂糖、唐辛子を加え、よく混ぜる。
  3. 水分を拭き取った(1)を(2)に入れ、よく和えてから2時間ほど漬けて置く。
  4. 漬け汁をよく切って器に盛る。

このレシピのポイント ・・・ らっきょう

らっきょう イメージ

このメニューの核となる食材は「らっきょう」です。
「温める作用」をもたせるため、このセット全体では「ねぎ・シソ・生姜・唐辛子」など、辛温性(辛みの発散+温める作用)の食材をたくさん使っています。これに対し「らっきょう」の性質は「辛温+苦」、つまり「体内に入って下に降りる味」である苦味も備えているのです。しっかり中に入り込んで、体を温めてくれるのです。

スープ
ほうれん草と黒木耳の補血スープ

材料(2人分)
  • ほうれん草 ・・・ 40g
    ざく切り
  • 黒木耳(乾) ・・・ 7g
    お湯で15分戻し、石づきを取る
  • 長ねぎ ・・・ 15g
    小口切り
  • 鶏卵 ・・・ 1個
  • だし汁(かつお、昆布) ・・・ 600cc

<調味料>
  • 塩 ・・・ 適量
  • しょうゆ ・・・ 適量

作り方 調理時間:20分

  1. 煮立てただし汁にほうれん草・黒木耳を入れ、塩、しょうゆで味を調える。
  2. 長ねぎ、溶き卵を流し入れ、火が通ったらできあがり。

このレシピのポイント ・・・ ほうれん草

ほうれん草 イメージ

このメニューの核となる食材は「ほうれん草」です。
「血の不足」が関係している「冷え」がある人へ向けたメニューです。そこでセット全体でも「血を補う作用」をもつ食材をたくさん使っています。「ほうれん草」もその1つですが、このメニューではさらに「木耳・鶏卵・鰹(ダシ)」という血を補う作用の食材を合わせ「補血スープ」を作り出しています。