冷え症が気になる方のレシピ
とくに手足の冷えが気になる・・・
主菜
スズキのサフランスープ仕立て
材料(2人分)
- スズキ ・・・ 2切れ
- サフラン ・・・ ひとつまみ
100ccの水につけておく - にんにく ・・・ 1/2片
つぶす - フェンネル ・・・ 小さじ1/4
- ミニトマト ・・・ 4個
半分にカット - 菜の花 ・・・ 4本
さっと茹でる
<調味料>
- オリーブオイル ・・・ 大さじ1
作り方 調理時間:25分
- スズキに塩をふって10分ほどおき、表面に出た水分をふきとる。
- オリーブオイルでにんにくをゆっくり加熱し、香りが出たらフェンネルを加える。
- (2)にスズキの皮を下にして入れ、皮がカリッとするように8割程度火を入れる。
- スズキを裏返したらサフラン水とトマトを入れ、火を通す。
- 皿に盛り付け、菜の花を飾る。
このレシピのポイント ・・・ 菜の花
このメニューの核となる食材は「菜の花」です。
菜の花は、「大根・小松菜・カイワレ」などと同じ「アブラナ科」の野菜です。そしてアブラナ科の野菜の多くは「辛味」を備えています。食べたときに「味覚として辛い」とは限りませんが、「作用としての辛味」つまり「発散させる作用」「通す作用」を持っているのです。このメニューでは「菜の花」に「サフラン」を合わせ、血の流れを良くする作用を作り出しています。
主食
あおさのペペロンチーノ
材料(2人分)
- 乾燥あおさ ・・・ 大さじ3
パスタの茹で汁大さじ6で戻し、ほぐしておく - にんにく ・・・ 大一片
つぶしてからみじん切り - 唐辛子(輪切り) ・・・ 小さじ1
- 糸切り唐辛子(お好みで) ・・・ 少々
- スパゲッティ ・・・ 200g
<調味料>
- オリーブオイル ・・・ 大さじ1
- 塩 ・・・ 適量
作り方 調理時間:20分
- たっぷりの湯を沸かし、多めに塩を入れ、スパゲッティを固めに茹でる。
- フライパンにオリーブオイル、にんにく、種を取り輪切りにした唐辛子を入れ、弱火で香りが出るまで炒める。
- 茹で上がったスパゲッティを(2)に入れ、塩で味を整える。
- あおさを(3)に加え、ひと混ぜして器に盛る。
- お好みで糸切り唐辛子をのせる。
このレシピのポイント ・・・ 唐辛子
このメニューの核となる食材は「唐辛子」です。
ぺペロンチーノといえば「唐辛子」と「にんにく」。中国医学からみると、どちらも「辛味で発散させる作用」「温める作用」をもつ食材です。そこでこのメニューでは、「唐辛子」をオリーブオイルで炒める段階で使うだけでなく、さらに最後に「ふりかける」ことで使う量を増やし、作用を強めています。
副菜
ミックスビーンズサラダ
材料(2人分)
- 黒豆水煮 ・・・ 35g
- 大豆水煮 ・・・ 50g
- ひよこ豆水煮 ・・・ 50g
- コーン缶詰 ・・・ 50g
- パプリカ ・・・ 1/3個
豆類の大きさにそろえて切る - たまねぎ ・・・ 1/2個
薄切りにして水にさらす
<ドレッシング>
- 酢 ・・・ 大さじ2
- オリーブオイル ・・・ 小さじ2〜3
- 塩 ・・・ 適量
- こしょう ・・・ 適量
- レモン汁 ・・・ 適量
作り方 調理時間:5分
- ボウルにドレッシングを作り、下ごしらえした材料を全て入れかけてよく和える。
このレシピのポイント ・・・ とうもろこし
このメニューの核となる食材は「とうもろこし」です。
このセット全体では、「辛くて温かい食材」を多く使い、停滞した水を温め動かしています。でも動かした水は、出さなくてはいけません。つまり「利尿」が必要です。このサラダは「とうもろこしの利尿作用」に「豆の利尿作用」を合わせた、排出のための1品です。
スープ
エビのアメリケーヌ豆乳スープ
材料(2人分)
- 有頭エビ(大) ・・・ 6尾
殻をとり背開きにする - にんにく ・・・ 1/2片
粗みじん - 玉ねぎ ・・・ 1/2個
粗みじん - セロリ ・・・ 1/4本
粗みじん - トマトホール缶 ・・・ 200cc
- 白ワイン ・・・ 50cc
- 水 ・・・ 100cc
- 豆乳 ・・・ 150cc
<調味料>
- オリーブオイル ・・・ 小さじ2強
- パセリ ・・・ 少々
- 塩 ・・・ 適宜
- 胡椒 ・・・ 少々
- シナモン ・・・ 少々
作り方 調理時間:30分
- オリーブオイルでにんにくを弱火で炒め、エビの頭部と殻を加え、中火で炒め全体に赤くなったら白ワインを加えてアルコールをとばす。
- (1)に玉ねぎ、セロリを入れて炒め、しんなりしたら、トマト、白こしょう、水を加え、ふたをして10分煮込んでからふたをとり、さらに半分の量になるまで煮詰める。
- (2)をこす(すりこぎなどでエビと野菜のエキスを絞り出すようにしっかりつぶす)。殻は捨てる。
- (3)を鍋に移し、豆乳を加えて火にかけ、沸騰したところに塩で下味をつけたエビを入れ、塩で味を調える。
- 器に注ぎ、シナモン、パセリをふる。
このレシピのポイント ・・・ エビ
このメニューの核となる食材は「エビ」です。
このセット全体では、「にんにく・胡椒・唐辛子・シナモン・玉ねぎ」など、体を温める食材をたくさん使っています。でも上に挙げた食材はどれも「辛い」もの。つまり「発散作用」が強いので「熱」(温める作用)も散ってしまいがち。そこでこのメニューでは、発散せずにどっしりと温める作用をもつ「エビ」を合わせています。