医食同源薬膳レシピ

鼻が気になる方のレシピ

鼻づまりが気になる・・・
主菜
茹で鶏のラー油ソース

材料(2人分)
  • 鶏の胸肉 ・・・ 120g×2人前
  • 長ねぎ ・・・ 60g
    芯の部分はみじん切り、他の部分は千切り
  • しそ ・・・ 4枚
    千切り

<スープストック>
※スープストックは「生姜とくずきりのスープ」にも使います
  • 水 ・・・ 1000cc
  • 長ねぎ(青い部分) ・・・ 適宜
  • 生姜 ・・・ スライス2枚
  • 塩 ・・・ 少々

<調味料>
  • 醤油 ・・・ 30cc
  • 酢 ・・・ 15cc
  • ラー油 ・・・ 15cc

作り方

  1. 水1000㏄に鶏胸肉、長ねぎの青い部分、生姜のスライス2枚ほどを入れ15分ほど茹でます。スープはペーパーで漉して、スープストックにしておきます。
  2. 器に長ねぎ、しそ、(1)の鶏肉をスライスして盛りつけ、醤油・酢にねぎを和えたタレをかけます。
  3. フライパンでラー油を熱して(2)にジュッとかけ、香りを立たせてできあがり。

このレシピのポイント ・・・ しそ

このレシピの核となる食材は「しそ」です。
しそには体を温める作用があります。また温めるだけではなく、しそがもつ「香り」が鼻の通りを良くしてくれるので、「鼻がスッキリする」という効果もあります。

主食
五香粉ふわとろ粥のからし菜添え

材料(2人分)
  • 白米 ・・・ 80g(1/2合)
  • 水 ・・・ 800cc
  • 鶏卵 ・・・ 2個
  • 水 ・・・ 1000cc
  • 五香粉 ・・・ 1g
  • からし菜 ・・・ 40g
    スライス

作り方

  1. 大きめの鍋に水を入れ沸騰したら、洗ったお米を入れます。再び沸騰したら蓋をして弱火で40分炊き、火を止めて10分蒸らします。
  2. 卵に五香粉を入れよく混ぜ、(1)に混ぜ合わせます。
  3. アツアツを器に盛り、からし菜をのせてできあがり。

このレシピのポイント ・・・ お粥という食べ方

このレシピのポイントは「お粥という食べ方」です。
アツアツのお粥を食べると、じんわり汗をかいたり鼻水が出たりします。これは「汗」や「鼻水」を通じて、体の毒が外に出ていく現象です。つまり「お粥という食べ方」は、セットメニュー全体の「デトックス作用」を後押しする役目を果たしています。

副菜
にんじんと棗(なつめ)和え

材料(2人分)
  • 人参 ・・・ 50g
    千切り
  • ほうれん草 ・・・ 100g
    5㎝幅にカット
  • 蜜棗 ・・・ 30g
    みじん切り

<調味料>
  • 塩 ・・・ 少々
  • 胡麻油 ・・・ 少々

作り方

  1. 人参、ほうれん草をさっとゆでて冷水にさらし、水気を切ります。
  2. (1)に蜜棗、塩、胡麻油を混ぜ合わせてできあがり。

このレシピのポイント ・・・

棗 イメージ

このレシピの核となる食材は「棗(なつめ)」です。
このタイプの方の鼻炎は、「鼻」や「鼻とつながる肺」の気を発散させることで「鼻をスッキリ」させるのですが、人間の体は何かを発散させると、その分消耗します。棗には、「消耗したものを補う作用」があります。

スープ
生姜とくずきりのスープ

材料(2人分)
  • 主菜のスープストック ・・・ 400㏄
  • 乾燥くずきり ・・・ 20g
    ボイルしておく
  • 生姜 ・・・ 4g
    皮をむいて千切り

<調味料>
  • 塩 ・・・ 少々

作り方

  1. スープの味を塩で調え、くずきり、生姜を入れてできあがり。

このレシピのポイント ・・・ くず

このレシピの核となる食材は「葛(くず)」です。
葛は古くから「万能の毒消し」として、民間でも利用されてきました。このレシピでは、アツアツのスープで体を温めて免疫力をアップさせつつ、さらに葛という「毒消し」に活躍してもらう仕組みです。さらに葛根(かっこん)には体に「必要な水」を生み出してその弊害を防ぐ作用もあるのです。