医食同源薬膳レシピ

尿トラブルが気になる方のレシピ

イライラが気になる・・・
主菜
かじきまぐろのホイル焼き

材料(2人分)
  • かじきまぐろ ・・・ 2枚
    削ぎ切りか、もしくは短冊に切る
  • 菊花 ・・・ 大3つ
    さっと洗い、花びらを軸からむしる。がくを取り、ばらばらにして水に放してから水気をきる
  • ほうれん草 ・・・ 1〜2株
    さっと塩ゆでし、水にさらして、3cmの長さに切る
  • 塩昆布 ・・・ 10g

<調味料>
  • 酒 ・・・ 大さじ2

作り方 調理時間:20分

  1. かじきまぐろを食べやすい大きさに切る。
  2. 菊花と塩昆布を混ぜる。
  3. アルミホイルを2枚正方形に切り、かじきまぐろを一人分ずつアルミホイルの角にのせ、その上に1/2ずつにわけた(2)、その脇にほうれん草をのせ、酒を大さじ1ずつかけ、アルミホイルを三角形にとじる。
  4. オーブントースターで10〜15分焼く(かじきまぐろの大きさで調整)。

このレシピのポイント ・・・ 菊花

菊花 イメージ

このメニューの核となる食材は「菊花(菊の花)」です。
漢方では「泌尿器も肝と関わる」ので、肝の領域の湿熱の停滞は、尿トラブルとして現れることもあるのです。そして菊花は、「肝の熱」に対する清熱作用をもちます。

主食
3色豆ごはん

材料(2人分)
  • 白米 ・・・ 2合
  • 黒豆 ・・・ 30g
    一晩水につけ、かためにゆでる
  • 小豆 ・・・ 30g
    黒豆と小豆は一晩水につけ、かためにゆでる
  • 緑豆 ・・・ 30g

<調味料>
  • 酒 ・・・ 大さじ1
  • 塩 ・・・ 小さじ1
  • ごま塩 ・・・ 少々

作り方 調理時間:40分(黒豆と小豆のゆで時間除く)

  1. 緑豆を洗い、米をとぎ、一緒に30分水に漬け置く。
  2. (1)に黒豆、小豆と酒、塩を加えて炊く。
  3. 食べる前にお好みでごま塩をかける。

このレシピのポイント ・・・ 3種の豆

3種の豆 イメージ

このメニューの核となる食材は「3種の豆」です。
豆にも色々ありますが、豆類には概ね「体内の毒を尿から排出させる作用」があります。そしてこのメニューで使われている3種の豆は、紀元前の中国で使われていた「三豆飲」という「天然痘」を治療する際にも使われたと言われています。つまり3種の豆の「豆ごはん」は、三豆飲の「ごはんバージョン」といえるものです。

副菜
ひじきとタコのサラダ

材料(2人分)
  • 生ひじき ・・・ 60g
    塩ゆでして水気をよく切り、調味料で和えておく
  • たこ ・・・ 40g
    小さいぶつ切り
  • セロリ ・・・ 60g
    斜め薄切り
  • ミニトマト ・・・ 4個
    1/4に切る
  • みょうが ・・・ 1個
    千切り

<調味料>
  • しょうゆ ・・・ 大さじ1と1/2
  • レモン汁 ・・・ 大さじ1
  • 砂糖 ・・・ 小さじ2
  • ごま油 ・・・ 小さじ1
  • オイスターソース ・・・ 小さじ1

作り方 調理時間:10分

  1. しょうゆ、レモン汁、砂糖、ごま油、オイスターソースをよく混ぜ、生ひじきと和える。
  2. (1)に切った野菜を加え、さらに和える。

このレシピのポイント ・・・

このメニューの核となる食材は「蛸(たこ)」です。
中国医学は肝を「肝という肉の塊=陰」「肝を動かすパワー=陽」と分類します。そして肝を治療する際には、肝の「陰と陽」を両方強める必要があると考えます。このメニューで使われている「蛸、ひじき」は、肝の陰を強める作用をもつ食材です。そして「セロリやトマト」は肝の陽を強めています。

スープ
しじみと春菊の味噌汁

材料(2人分)
  • しじみ ・・・ 150g
    よく洗う
  • 春菊 ・・・ 1〜1.5本
    葉と茎にわけて3cm幅に切る
  • 赤味噌 ・・・ 適宜
  • 水 ・・・ 400cc

<調味料>
  • 塩 ・・・ 少々

作り方 調理時間:10分

  1. 水としじみを鍋に入れ、火にかける。
  2. しじみが開いたら味噌を入れ、最後に春菊をちらす(茎は早めに入れる)。

このレシピのポイント ・・・ しじみ

このメニューの核となる食材は「しじみ」です。
昔は夜泣きや癇癪をおこす「疳(かん)の虫が強い子」には「貝の味噌汁」を飲ませろと言いました。中国医学から見るとこれらの症状は「肝の気のたかぶり」と関係していることが多く、貝殻には「肝のたかぶりを鎮める作用」があるからです。このメニューでは「しじみ」を使い、この作用を真似しています。