「筋肉の急激なけいれんによって起こる足のつり」
筋肉のけいれんはふいに起こります。
そんな緊急時の対応策が実はあるんです!
足のつり、こむらがえりの前兆、「く、来る!」と感じたときにも使える対応策とは・・・?
足のつり、こむらがえり、その原因とは・・・?
主な原因は3つ
突然の足のつり・・・、こむらがえりの原因
寝ているときやスポーツ時に突然襲う足のつりは、誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。この足のつりは“こむらがえり”とも呼ばれています。強い痛みがしばらく続くあいだは、足の筋を伸ばして、ただひたすらじっとがまんするしかありませんよね。
こむらがえりの“こむら(腓)”とは、ふくらはぎのことで、急激なけいれんによる強い痛みが生じるのが特長です。原因はいろいろ考えられますが、
- 筋肉疲労による老廃物の蓄積
- 電解質(イオン)のアンバランス化
- 温度変化による筋肉への刺激(筋肉の収縮)
などが主な原因とされています。
この原因に対処できればいいのかしら?
足のつり、こむらがえりの頻度を調べてみると・・・
- 健康な人でも20%~70%の割合でこむらがえりを経験している
- 夜間に起きることが多く、下半身に生じることが多い
- 年齢が高くなると頻度も上昇する
- 妊娠後期には50%の人がこむらがえりを経験する
(出典:整形外科疾患情報)
運動時はもちろん、
意外にも日常で起こりやすいので気をつけて!
日常生活からくるパターン
立ち仕事や買い物などで疲れたとき
就寝時(寝返り時)や起床時に実感
対処=とくになし
運動などからくるパターン
スポーツ(プールなど)の実施時
運動中に実感
対処=貼り薬ほか
重篤な病気ではないので、やり過ごして、何も対処しない人も多いようです。
実はその痛み、漢方薬で対処できるんです!
えっ!? 飲み薬で足のつりが治るの?
足のつり、こむらがえりには漢方薬という選択肢も!
就寝中などの足のつり、こむらがえりに
「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」はどうやって足のつりに対応するの?
2つの生薬がポイントなのね♪
足のつりだけじゃない? ほかの痛みにも効く!
芍薬甘草湯は、からだの内臓の筋肉に作用
漢方薬「芍薬甘草湯」は、骨格筋と平滑筋の両方の筋肉に作用し、筋肉のけいれんや痛みに即効的に効果があります。
- 骨格筋
- 自分の意思でコントロールできる随意筋。通常、筋肉という場合は骨格筋のことを指す
- 平滑筋
- 自分の意思でコントロールできない筋肉で、不随意筋(内臓筋)ともいわれる。血管や胃腸、子宮などの筋肉のことを指す
具体的には、
- 胃にけいれん性の激しい痛みを伴う腹痛に
→ 胃腸の筋肉のけいれんを緩和して痛みを抑えます - 生理のときの腹痛や腰痛に
→ 子宮筋肉の収縮を緩和して痛みを止めます
生理痛のひどい人は、鎮痛剤との併用もおすすめします
いろいろな症状に効くのね!
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