「睡眠のどのようなことに不満を感じますか?」という質問には、寝ても疲れがとれない、寝ている間に目が覚める、眠りが浅い、などの回答が多くみられました。更に、たんぽぽメンバーの主婦の方に絞って調べてみると、主に「0才~2才、未就学児」と「社会人」のお子さまをもつ主婦の方に睡眠の不満を感じている方が多くいらっしゃいました。
主婦とお子さまの年齢層から見えてきた睡眠事情
- ■「社会人」のお子さまをもつ主婦の方(167人/主婦528人中)
- お昼にウトウトすることがある。理由はわからないが、うまく眠れてないのかなと思う[50代 女性]
- 尿意で目が覚めてしまう[50代 女性]
- 肩や首が凝る[60代 女性]
- 体が痛い[60代 女性]
- 日中、強い眠気に襲われる時がある[50代 女性]
- 夢を多く見ていて起きた時に疲れが出る感じがします[50代 女性]
- ■「未就学児」のお子さまをもつ主婦の方(39人/主婦528人中)
- たまにどうしようもなく眠れない日がある[30代 女性]
- 子供の寝返りや子供の咳、布団をかけなきゃで目がさめる[30代 女性]
- 鼻炎や喘息で途中で起きる[30代 女性]
- 夜中子供が起きると一緒に起きてしまうので、その時は中々寝付けなかったりする[30代 女性]
- ■「0才~2才」のお子さまをもつ主婦の方(37人/主婦528人中)
- 子どもがいるので慢性的に眠れない日が多め[20代 女性]
- 子供が起きる度に自分も起きなければならず細切れ睡眠になる[30代 女性]
- 旦那の鼾(いびき)がうるさい[40代 女性]
- 夜泣きで起こされる [30代 女性]
社会人のお子さまをもつたんぽぽメンバーの方々は、不眠の原因として、更年期障害が影響している可能性があります。更年期の症状が出始めるのが40代~50代にかけてといわれていますが、症状には個人差があります。卵巣機能の低下による女性ホルモンの乱れが影響し「肩こり」、「イライラ」、そして「不眠」といった障害を引き起こすと考えられています。思い当たる方は、更年期障害の疑いがあるかもしれません。(漢方療法推進会「こころとからだに自然の力」 お悩みの症状についてより)
その一方、未就学児や0才~2才のお子さまをもつ主婦の方は、自分のことよりも子どものことに時間をとられ、睡眠時間が削られる方が多いことがわかりました。特に女性はライフステージが変わる毎に、体の変化や生活環境によって睡眠の質を確保することが難しくなっているようです。
その他には、「深呼吸をゆっくりする」や「眠くなるまで待つ」「諦めて何か他のことをする」などの声がありました。無理に何かをするというよりも自然に任せて、眠くなるのを待つ方が多いようですね。
調査結果から、「睡眠の不満」はストレスや加齢が原因だと感じている方が約半数いることがわかりましたが、その改善策がわからない方も多いはず。ということで、「自分が不眠なのかそうではないのか」や「どうすれば快眠できるのか」等、睡眠に関する疑問にお答えしました。
【睡眠に関するQ&A】
- 寝付きが悪いとは、どんな状態を言うのでしょうか?[20代 女性]
- 寝つきが悪いのは、不眠の一つの症状であると考えられます。不眠症とは、夜寝つきが悪い、眠りを維持できない、朝早く目が覚める、眠りが浅く十分眠った感じがしないなどの症状が続き、よく眠れないため日中の眠気、注意力の散漫、疲れや種々の体調不良が起こる状態を指します。ご質問の寝つきが悪いとは、床についても30分~1時間以上眠りにつけない状態で、何か月にもわたっている場合は、「入眠障害」の疑いがありますので、寝つきが悪い状態が継続しているようでしたら、自己判断せず病院へご相談ください。
- 7時間寝ているのに朝スッキリ起きられないのはどうしてなのか、スッキリ起きるためにはどうすればいいのか教えて欲しいです[20代 女性]
- 様々な原因が考えられますが、不眠の一つである可能性があります。眠りが浅く、睡眠時間のわりに熟睡した感じが得られない状態は「熟眠障害」と考えられます。室内の環境やストレス、アルコールやカフェインの過剰摂取などが影響し、十分睡眠がとれていない可能性がありますので、まずは生活習慣から見直していくことをお勧めします。
- 睡眠と乾燥について何か関係があるのか教えて欲しいです[30代 女性]
- 冬場のエアコン暖房による乾燥は、睡眠・安眠を妨げるのと同時に、風邪などのウイルスを増殖させる原因にもなります。乾燥は就寝中も進行しているため、のどが乾燥したり肌から体内の水分が奪われたりすることで、乾燥が気になり途中で目を覚ましてしまうこともあります。加湿をするなど寝室の環境を整えておきましょう。
- 次の日に大事な用事等があると、緊張して眠れません。緊張をほぐして安眠できる方法を知りたいです[30代 女性]
- 悩みやイライラ、極度の緊張からの精神的ストレスなどイライラして寝つきが悪い方は心の要因と考えられます。同じ時刻に起きる、寝酒を控えるといった生活習慣の改善や春菊、セロリなど香りのよい食材を取り入れること、自律神経のはたらきを整えるツボ押しをして、ストレスをためないように気をつけてみてはいかがでしょうか。
■ 適度に体を動かす
- 就寝前のストレッチ[30代 女性]
- 昼間、できるだけ体を動かす。夕食を控えめにして胃もたれがないようにする。寝る前の水分を控えめにしてトイレに起きないようにする。シャワーでよく温まる[40代 女性]
■アロマを炊いてリラックスする
- ストレッチ、ラベンダーのアロマ配合のハンドクリームをつけて香りを嗅ぎながら寝る[20代 女性]
- アロマを収集しています。その日の気分で枕に数滴アロマを垂らしてみたりしています[40代 女性]
■枕・枕カバーにこだわる
- バスタオルで枕の高さを微調整する[20代 女性]
- 出来るだけシーツや枕カバーなど定期的に洗ったり布団を干したりしている[30代 女性]
■寝る前にスマホ・PCを控える
- 寝る前にはパソコンやスマホを見ない[30代 女性]
- 寝る前は、ダウンライトにしてストレッチします。スマホは、寝る30分前からは見ません[50代 女性]
ストレスからくる不眠の症状に! 漢方セラピーのご紹介
※「不眠」の症状が継続する場合は、病院へご相談されることをおすすめします。
アンケート概要
<期間> 2018/02/16~2018/2/28 <回答数> 1,830名(うち女性1,547名) 当社調べ