SPECIAL クラシエ×眠りとお風呂の専門家小林麻利子さん提案 カサカサ睡眠をケアする新ルーティン

「レム睡眠」や「ノンレム睡眠」、「睡眠負債」など睡眠の質に関するワードが話題になることも多い昨今、7割以上の人が睡眠不足を実感していますが、約8割の人が「良い睡眠を取るための知識を持っていない」と回答しています。*1。

その背景には「情報が多すぎて何をしたら良いかわからない」という理由もあり、睡眠対策迷子となっている人が多くいる実態があります。

そこで、クラシエは、多くの人が知らず知らずのうちに抱えている睡眠の悩みを カサカサ睡眠 と名付け、眠りとお風呂の専門家・小林麻利子さんとともに、睡眠前におすすめの新しいルーティンを紹介します。

*1:【調査概要】調査期間:2024年7月27日~7月28日/調査方法:インターネット調査/調査対象:35歳〜54歳の女性400人
※調査結果のパーセンテージは、小数点以下第2位を四捨五入しており、総数と内訳の合計が一致しないことがあります

「カサカサ睡眠」とは? 睡眠の質を下げる要因として意識されにくい「肌」「目」「心」の3つに着目。クラシエは、これらの気になる状態を”カサカサ”と呼び、その状態で睡眠をとることを「カサカサ睡眠」と名付けました。
眠りとお風呂の専門家 小林 麻利子さん

SleepLIVE株式会社代表取締役社長。睡眠改善インストラクター。日本睡眠環境学会・日本睡眠改善協議会正会員。
科学的根拠のある最新データや研究を基に、生活に合った無理のない実践的な指導が人気を呼び、4000名以上の老若男女の睡眠悩みを解決。第32回日本睡眠環境学会奨励賞受賞。全国の店舗とオンラインから、睡眠改善のサポートを行うJCSP日本睡眠改善カウンセリングを行う。多くの書籍を出版し、『初耳学』『アッコにおまかせ』『王様のブランチ』など多くのテレビや雑誌、ラジオ等メディアでも活躍。企業向けには、大手化粧品メーカーや大手住宅設備メーカー等への睡眠事業支援や、マンションやホテル等の睡眠環境コンサルティング、スリープライブ睡眠研究所で、エビデンス取得のための受託睡眠研究を行う。

SleepLIVE株式会社代表取締役社長。睡眠改善インストラクター。日本睡眠環境学会・日本睡眠改善協議会正会員。
科学的根拠のある最新データや研究を基に、生活に合った無理のない実践的な指導が人気を呼び、4000名以上の老若男女の睡眠悩みを解決。第32回日本睡眠環境学会奨励賞受賞。全国の店舗とオンラインから、睡眠改善のサポートを行うJCSP日本睡眠改善カウンセリングを行う。多くの書籍を出版し、『初耳学』『アッコにおまかせ』『王様のブランチ』など多くのテレビや雑誌、ラジオ等メディアでも活躍。企業向けには、大手化粧品メーカーや大手住宅設備メーカー等への睡眠事業支援や、マンションやホテル等の睡眠環境コンサルティング、スリープライブ睡眠研究所で、エビデンス取得のための受託睡眠研究を行う。

「カサカサ睡眠」は、特に女性は気付かぬうちに抱えている課題だと思います。

日本では「働いている女性は働いている男性よりも睡眠時間が短い」という調査結果が出ており、特に40代~50代の女性の睡眠時間が1番短いとも言われています。

交感神経が刺激されやすい年代でもあり、毛細血管の血流が悪化して保湿度が下がり、肌や目のカサカサが気になる方は多いはずです。また、月経周期のある女性の月経前(黄体期)は、脳の中にある「松果体(しょうかたい)」から分泌される睡眠に関わるホルモン「メラトニン」が少ないため、睡眠の質が下がる傾向にあると言われていますし、妊娠期や産褥・子育て期は睡眠が分断され、睡眠の質が悪化しやすくなります。更年期も睡眠の質が悪化傾向にあります。つまり、日本人の女性は、「睡眠課題」や「睡眠負債」が蓄積しやすい生涯である、といえるのです。

睡眠の質が下がると、肌の保湿力も低下します。「カサカサ睡眠」をケアすることは、より良い睡眠前の習慣を築くだけでなく、美容医療やお化粧に頼らない美しさを作り出すことにも繋がります。

肌のカサカサ 様々な外部環境・生活空間の影響や、生活における各種の刺激などにより、肌状態が悪化している状態

日本では寝室に複数人で寝る文化があるため、二酸化炭素濃度が高くなり、空気が悪化したり、高湿度になることで皮脂が出やすくなったりします。また、布団や肌着との擦れなど、寝ている間に多数の肌摩擦が起こると、肌あれの原因となり、「肌のカサカサ」につながります。

実際、今回の調査では、睡眠中の「肌のカサカサ」に悩んでる人は多くいることが判明。また、肌のカサカサを防ぐためのボディケアは睡眠の質にも関係していますが、約8割の人はその事実を知りません。

Q.睡眠中の乾燥によるカサカサ悩みを実感したことはありますか? YESと答えたのは3人に1人
Q.ボディケアが睡眠に影響を与えることを知っていますか? 約8割の人が知らないと回答

一方で、1割の人は「睡眠のためのボディケアをしている」と回答。
マッサージやストレッチのほか、ボディクリーム・入浴剤でケアをしているという人が多いようですが、小林さんのケア方法では「ボディソープの選び方にこだわる」ことを含む4つの方法を提案しています。

「睡眠のためにボディケアをしている」と回答したわずか1割の人が行なっているボディケア内容の円グラフ
小林さんのおすすめケア方法
“40℃”で“10〜15分間”の入浴 長すぎる入浴は乾燥を招くこともあるため注意。入浴剤の使用もオススメ。
ボディソープは肌に配慮したものを選ぶことも大事 乾燥が気になる方は薬用処方のボディソープを選ぶのがオススメ。しっかり泡立てて、やさしく肌を洗いましょう。
パジャマや寝具は綿や麻などの天然素材を選ぶ 通気性や吸湿性、放湿性が高い素材がオススメ。
起床時は”光”を浴びる カーテンを開けて日光を浴び、部屋の照明をつけて、しっかり光を浴びる。体に朝であることを認識させる。
目のカサカサ 目から情報を入れすぎることによって目が酷使されている状態

「目のカサカサ」状態では脳の活動量も多くなるため脳疲労の要因になります。また、瞼を閉じても目が潤わずに乾燥していると感じることも。さらにブルーライトの浴び過ぎは眠りに入っていけない状態になり、睡眠を維持する力も低下します。早朝覚醒や寝起きの悪さにも繋がるため、目を休ませる時間を作りましょう。

小林さんのおすすめケア方法
目だけでなく”耳”も温める 副交感神経の末端は耳に到達しているため、耳を温めることで心身がリラックスする。
“就寝15分前のうっとりタイム”と眠れる方法を3つ用意 計画的な就寝準備と、自分ならではの眠れる方法を用意して、寝る前のリズムを体に覚えさせる。
心のカサカサ 心がマイナスに動くことで交感神経が刺激されて自律神経のバランスが乱れ、この気持ちの乱れによりストレスを抱えている状態

交感神経が刺激されている状態では深い眠りに入ることは難しくなり、睡眠の質の低下を招きます。更年期になってホルモンバランスが悪くなることでさらにストレス状態が悪化すると、体の不調にも。ストレスそのものを事前に防ぐこと、ストレスをなるべく軽減した状態で睡眠をとることが大切です。

小林さんのおすすめケア方法
目の前のことに意識を向ける「マインドフルネス入浴法」 一つ一つの動作に対して意識を注ぐと、日頃は流れ作業になっていたことを五感で感じ、心を整えることにつながる。
思考を整理する 考えていることを紙に書きだすことで、思考の整理をしながら心も一緒に整える。