夏バテ
日本の夏は高温多湿。じめじめと蒸し暑く、少し動くだけで汗をかき、体力を消耗しがちです。
体力がなくなると、「体がだるい」「疲れやすい」といったまさしく“夏バテ”の状態に。
でも夏は、外に出るととっても気持ちのいい季節!
また、寒くなっていく秋や冬に備えて、パワーを蓄える季節でもあります。
しっかりと養生をして、夏とうまく付き合いましょう。
食
漢方では、夏バテは「気」が不足している状態と考えます。「気」は全身をめぐっているエネルギー。元気もやる気も「気」の問題。「気」が足りなくなると、体はエネルギー不足となり、「疲れやすい」「だるい」といった状態になるのです
「気」をチャージ
- ナガイモ
ナガイモは、「気」を補う作用が高く、しかも消化も良いという優秀食材。別名「山のうなぎ」といわれるほど滋養強壮効果にも優れています。
おそばを食べるときはとろろをプラス、サラダにはせん切りにしたものをプラスするなど、料理に少しずつ入れてみませんか?
体のうるおいをアップ
- 甘酸っぱいフルーツ
(パイナップル、グレープフルーツ)
パイナップルやグレープフルーツなどの甘酸っぱいフルーツは、汗によって失われた水分を補ってくれます。朝食に一品プラスしてみてはいかがでしょうか。
ツボ
夏は蒸し暑さで熟睡できず、翌日に疲れが残ってしまいがち。こうして、疲れがたまると、寝ても疲れがとれないほどになってしまうこともあります。
そんなときは、疲労回復におすすめのツボ押しで元気を取り戻しましょう。
ひざの外側、ひざ下のくぼみから指4本下。
両手の親指を重ねて、三陰交と足三里のツボを5秒ずつ押してください。両脚×3セット行いましょう。
内くるぶしから指4本上。すねのうしろのくぼみ。
養生
- 夜の睡眠をたっぷりとる
- 安静にする
- 昼寝をする
夏バテ解消には、十分な睡眠と休養が一番です。
夏に消耗しがちな「気」をしっかりとチャージしましょう。