監修:野村皮膚科医院 院長 野村有子先生
ふだん、私たちが「日焼け」と呼ぶものには、
実は2種類あることをご存知でしょうか?
ここではしみ(シミ)と深い関係がある日焼けについて見ていきます。
日焼けは、肌に現れる反応によって「サンバーン」と「サンタン」の2つに分けることができます。
「サンバーン」は、紫外線を浴びてから数時間後に肌が赤くなる日焼けのこと。浴び過ぎると、ヒリヒリとした痛みを伴い、ひどくなると水ぶくれになることもあります。主に紫外線B波(UVB)によって引き起こされます。急激に肌が赤くなってしまったときは、日陰の涼しいところで冷たい水に浸したタオルなどを使って、患部を冷やすとよいでしょう。さらに炎症が進み、水ぶくれになってしまったら、その状態はやけどと同じです。冷やした状態で、病院を受診することをおすすめします。
「サンタン」は、紫外線A波(UVA)に当たって、少しずつ肌が黒くなる日焼けのこと。紫外線の刺激で、茶褐色のメラニンがつくられるために肌が黒く変化します。ちなみに、メラニンは紫外線から肌を守る働きがあり、肌が黒くなる「サンタン」は生体の防御反応といえますが、紫外線を浴び過ぎるとメラニンが過剰にできてしまうため、油断は禁物です。
日焼けした肌が元の状態に戻るには、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)により、数週間かかるといわれています。しかし、このターンオーバーが滞ると、過剰にできてしまったメラニンが肌に留まるために、しみ(シミ)となって現れるのです。また「サンバーン」で赤くなっている状態は、肌に炎症が起きている証拠。炎症により色素沈着が引き起こされる可能性もあり、これもしみ(シミ)となることがあります。
肌を焼こうと意識しなくても、知らないうちに日焼けしてしまうことも。例えば、うす曇りや雨でも紫外線は地表に届き、知らない間に紫外線を浴びてしまう可能性があります。どんなときもうっかり日焼けの危険が潜んでいるので、肌が出てしまう部位は日焼け止めで守るとともに、帽子や日傘などの対策を忘れないようにしましょう。
実は2種類あることをご存知でしょうか?
ここではしみ(シミ)と深い関係がある日焼けについて見ていきます。
日焼けは、肌に現れる反応によって「サンバーン」と「サンタン」の2つに分けることができます。
「サンバーン」は、紫外線を浴びてから数時間後に肌が赤くなる日焼けのこと。浴び過ぎると、ヒリヒリとした痛みを伴い、ひどくなると水ぶくれになることもあります。主に紫外線B波(UVB)によって引き起こされます。急激に肌が赤くなってしまったときは、日陰の涼しいところで冷たい水に浸したタオルなどを使って、患部を冷やすとよいでしょう。さらに炎症が進み、水ぶくれになってしまったら、その状態はやけどと同じです。冷やした状態で、病院を受診することをおすすめします。
「サンタン」は、紫外線A波(UVA)に当たって、少しずつ肌が黒くなる日焼けのこと。紫外線の刺激で、茶褐色のメラニンがつくられるために肌が黒く変化します。ちなみに、メラニンは紫外線から肌を守る働きがあり、肌が黒くなる「サンタン」は生体の防御反応といえますが、紫外線を浴び過ぎるとメラニンが過剰にできてしまうため、油断は禁物です。
日焼けした肌が元の状態に戻るには、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)により、数週間かかるといわれています。しかし、このターンオーバーが滞ると、過剰にできてしまったメラニンが肌に留まるために、しみ(シミ)となって現れるのです。また「サンバーン」で赤くなっている状態は、肌に炎症が起きている証拠。炎症により色素沈着が引き起こされる可能性もあり、これもしみ(シミ)となることがあります。
肌を焼こうと意識しなくても、知らないうちに日焼けしてしまうことも。例えば、うす曇りや雨でも紫外線は地表に届き、知らない間に紫外線を浴びてしまう可能性があります。どんなときもうっかり日焼けの危険が潜んでいるので、肌が出てしまう部位は日焼け止めで守るとともに、帽子や日傘などの対策を忘れないようにしましょう。