
監修:野村皮膚科医院 院長 野村有子先生

しみ(シミ)を増やさないためには、日常生活の中でも
しみ(シミ)対策をしておきたいものです。ふだんから美白化粧品を
使用したり、漢方薬などの医薬品を服用したり、さらに肌にいいとされる
ハト麦や緑黄色野菜などを食事で積極的に摂取することがおすすめです。
ここでは、日常生活で手軽にとり入れることができる美白化粧品について見ていきます。
美白化粧品には、しみ(シミ)の元となるメラニンの生成を抑えて、しみ(シミ)・そばかすを防ぐ働きがあります。現在、さまざまな商品が発売されていますが、配合されている成分は、どのように働くのでしょうか?まずはメラニンができるしくみについて見ていきましょう。
メラニンが生成されるまでを簡単に説明すると、
①紫外線が肌に当たる
↓
②メラノサイトにメラニンをつくる指令が下る
↓
③メラノサイト内で、酵素チロシナーゼの働きにより、チロシンがドーパキノンに変化する
↓
④ドーパキノンがさらに変化してメラニンになる
美白化粧品には、このメラニンが生成される過程をブロックする働きをもつ有効成分が配合されています。日本で認可されている美白有効成分の主なものとして、下記のアルブチン、コウジ酸、リノール酸、m-トラネキサム酸、ビタミンC誘導体などがあります。
<アルブチン、コウジ酸>
③の酵素チロシナーゼの働きを抑えてメラニンの生成を抑える作用があります。
<リノール酸>
③の酵素チロシーゼを分解します。
<m-トラネキサム酸>
②のメラノサイトへの指令を止める作用があります。
<ビタミンC誘導体>
③の酵素チロシナーゼの働きを抑えるとともに、肌に沈着する前に黒くなったメラニンを還元(無色化)する作用をもちます。
現在、発売されている美白化粧品はこれらの成分を組み合わせることで、より美白効果を高めるように処方設計されています。また、大事なことは、美白化粧品を継続的に使用することです。5年後、10年後の美肌のためにも、毎日のスキンケアに美白化粧品をとり入れましょう。
しみ(シミ)対策をしておきたいものです。ふだんから美白化粧品を
使用したり、漢方薬などの医薬品を服用したり、さらに肌にいいとされる
ハト麦や緑黄色野菜などを食事で積極的に摂取することがおすすめです。
ここでは、日常生活で手軽にとり入れることができる美白化粧品について見ていきます。
美白化粧品には、しみ(シミ)の元となるメラニンの生成を抑えて、しみ(シミ)・そばかすを防ぐ働きがあります。現在、さまざまな商品が発売されていますが、配合されている成分は、どのように働くのでしょうか?まずはメラニンができるしくみについて見ていきましょう。
メラニンが生成されるまでを簡単に説明すると、
①紫外線が肌に当たる
↓
②メラノサイトにメラニンをつくる指令が下る
↓
③メラノサイト内で、酵素チロシナーゼの働きにより、チロシンがドーパキノンに変化する
↓
④ドーパキノンがさらに変化してメラニンになる
美白化粧品には、このメラニンが生成される過程をブロックする働きをもつ有効成分が配合されています。日本で認可されている美白有効成分の主なものとして、下記のアルブチン、コウジ酸、リノール酸、m-トラネキサム酸、ビタミンC誘導体などがあります。
<アルブチン、コウジ酸>
③の酵素チロシナーゼの働きを抑えてメラニンの生成を抑える作用があります。
<リノール酸>
③の酵素チロシーゼを分解します。
<m-トラネキサム酸>
②のメラノサイトへの指令を止める作用があります。
<ビタミンC誘導体>
③の酵素チロシナーゼの働きを抑えるとともに、肌に沈着する前に黒くなったメラニンを還元(無色化)する作用をもちます。
現在、発売されている美白化粧品はこれらの成分を組み合わせることで、より美白効果を高めるように処方設計されています。また、大事なことは、美白化粧品を継続的に使用することです。5年後、10年後の美肌のためにも、毎日のスキンケアに美白化粧品をとり入れましょう。