乾燥する冬の一夜に
滋陰作用のあるスープで温まる
『牡蠣とキムチの豆乳スープ』
日本の冬は乾燥が特徴。お肌もカサカサしたり、時にはかゆみも出たり。そんな時におすすめなのがこのスープです。
牡蠣、豆腐、豆乳は「滋陰」といって体を潤す食材。特に牡蠣は、体を潤しながら血の巡りをよくする食材(滋陰養血)ですし、豆腐や豆乳は乾きを改善(生津潤燥)してくれます。
そこへ体を温める力があるキムチとニンニクをあわせれば、寒い冬にぴったりのスープになります。
RECIPE MOVIE
※調理時間:約15分
牡蠣に片栗粉(分量外)と水大さじ2(分量外)をまぶして軽く揉み、汚れを浮かせたら流水で洗い流し、キッチンペーパーで水気を拭く。表面に薄く片栗粉を叩く。
キムチはざく切りに、ニンニクは薄切りに、にらは4cmくらいに、イカの塩辛はみじんに切る。絹ごし豆腐は4等分に切る。
鍋にごま油とニンニクと塩辛を入れて弱火にかけ炒める。香りが立ったらキムチとコチュジャンを加えて中火にし、さらに炒める。
水、顆粒だし、しょうゆを加え、沸騰したら豆腐を入れる。
豆腐が温まったら牡蠣とにらを加える。
牡蠣に火が通ったら豆乳を加えて強火にし、沸騰寸前に火を止める。味を見て塩で調える。
POINT
牡蠣の個数は大きさによりますが、できれば大ぶりのものが望ましいです。
顆粒だしは「ダシダ」があれば良いのですが、なければ中華だしや鶏ガラだしで。
PROFILE
テレビ番組などで司会者、コメンテーターとして活躍。2010年暮れに脳梗塞を発症。2012年初期の乳がんを手術。その後、国際薬膳師(中国薬膳研究会認定)、国際中医師(世界中医薬学会連合会認定)、温活指導士(一般社団法人 日本温活協会認定)に。著書に『一生、元気でいたいから 生命力を足すレシピ』(文響社)、『ゆらいだら、薬膳』(光文社)、『おひとりさま薬膳 還暦からのごきげん食卓スタイル』(光文社)、『からだ整う 温活薬膳ごはん』(食べもの通信社)。