高血圧の随伴症状
公開日:2018年08月01日最終更新日:2023年02月07日
あなたにあった商品がきっと見つかる!
目次
あなたの高血圧の随伴症状のタイプをチェック!
高血圧は痛みやかゆみなど自覚できる症状が少ないために、放置されやすい病気です。しかし、そのままにしておくと、動脈硬化や心筋梗塞など命の危険につながる合併症を引き起こすことも・・・。
高血圧の改善には生活習慣を見直すことが一番ですが、高血圧の随伴症状におすすめなのが漢方薬です。漢方薬は、血圧そのものを下げるのではなく、まず体全体のバランスを整えます。
漢方では、さまざまな症状がつながっていると考え、いくつかの側面からタイプを判断します。まずはあなたの高血圧の随伴症状のタイプをチェックしてみましょう。よりチェックの多いほうがあなたにおすすめの処方です。チェックが同じ数の場合は、一番気になる症状があるものを選んでください。
慢性頭痛のある高血圧の随伴症状タイプ
こんな症状に心当たりはありませんか?
慢性頭痛、高血圧傾向の方におすすめする漢方処方
釣藤散(ちょうとうさん)
体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの次の諸症:慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるもの
一般的に「高血圧の随伴症状」に使われる漢方薬
「釣藤散」の解説を見る
血圧とは
そもそも血圧ってなに?
心臓は一日何万回も収縮したり拡張したりしながら、血液を全身に送り出しています。このとき、血液によって血管にかかる圧力のことを「血圧」といいます。
血液をポンプからホースを流れる水にたとえると、ポンプが心臓、ホースが血管です。ポンプから送り出される水が多いほど、ホースに圧力がかかりますよね。これと同じように心臓から送り出される血液が多いほど、血管に圧力がかかり血圧が高くなります。また、心臓が送り出す血液量が同じでも、血管が細くなれば血圧は上がります。
心臓が収縮して血液を送り出したとき、血液が多くなり血管に最も圧力がかかるため、このときの血圧を収縮期血圧(最高血圧)といいます。一方、心臓が拡張したときに、血管の圧力は最も低くなり、このときの血圧を拡張期血圧(最低血圧)といいます。
血圧は、体温と同じで一定ではなく、常に上がったり下がったりしています。たとえば、激しい運動をすると、多くの血液が必要となるため血圧は上がります。また、一日24時間で考えてみると、朝は一日の活動の準備をするために血圧が上がり始め、昼間の動いている時間は高くなり、夕方になって活動しなくなると徐々に下がり始めます。
高血圧ってどんな状態?
高血圧とは、運動時など血液がたくさん必要になっているとき以外の安静時でも常に血圧が高い状態をいいます。日本高血圧学会の「ガイドライン2014」では、収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上を高血圧としており、収縮期血圧と拡張期血圧の両方、またはいずれか一方が高くても高血圧です。また、高血圧は、目立った自覚症状がほとんどないため、別名「サイレントキラー(静かな殺し屋)」と呼ばれています。そのため、気がつかないまま病態が進行することにより、心筋梗塞や脳卒中を誘発する危険を高めてしまいます。
高血圧の原因
血圧が上がる要因は多くあり、さまざまな要因がからみあって起こることが多いといわれています。実は、高血圧の9割以上は、明確な原因が不明なものです。
血圧を上げる要因として、よく知られているものに「塩分のとり過ぎ」があります。塩分をとり過ぎると、血液中の塩分濃度が上がります。すると、それを一定に保つために血管内に水分を引き入れ、塩分を薄めようとする結果、血管内の血液の量が増え、血管にかかる圧力(血圧)が上がってしまうのです。
そのほかにも過度の緊張やストレス、飲酒やタバコ、肥満、運動不足、遺伝的要因などが血圧を上げる要因になります。
高血圧は一般的に自覚できる症状が少ない病気ですが、ときに頭痛や耳鳴り、肩こり、動悸といった症状をまねくことがあります。
はっきりとした自覚症状がないからといって高血圧をそのままにしておくと、知らないうちに進行し、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの危険につながることもあるため、早めに治療することが大切です。
一般的に「高血圧の随伴症状」に使われる漢方薬
試してみませんか?おうちで
できる医食同源薬膳レシピ