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耳の悩み

目次

あなたの耳の悩みのタイプをチェック!

加齢とともに聴力が低下したと感じ、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事ではおもに聴力低下に悩んでいる方に、聴力低下の原因や効果のある漢方薬などをご紹介します。症状に合った漢方薬を服用して、耳の悩みを改善しましょう。

耳の悩みのタイプ

小さな声が聞こえにくい、会話中に何度も聞き返してしまうタイプ

  • 滋腎通耳湯のイメージ
  • こんな症状に心当たりはありませんか?

小さな声が聞こえにくい、会話中に何度も聞き返してしまう方におすすめする漢方処方

滋腎通耳湯 第2類医薬品

滋腎通耳湯(じじんつうじとう)


体力虚弱なものの次の諸症:耳鳴り、聴力低下、めまい



「耳の悩み」に使われる漢方薬
「滋腎通耳湯」の解説を見る

耳の構造と音の聞こえる仕組み

耳の構造は、「外耳」、「中耳」、「内耳」の3つに分かれています。外耳と中耳は音を伝える役割をしていて、内耳は音を感じて脳に伝える役割をしています。内耳にある蝸牛には、細かい毛(聴毛)のある有毛細胞があり、鼓膜から伝わってきた音の振動をキャッチして神経に伝え、電気信号に変えて脳へ送る役割をしています。

多くの人が悩む加齢性難聴

難聴とは、音が耳に入ってから脳に伝わるまでのどこかの段階で障害が起こり、音が聞こえにくくなったり、言葉が聞き取りにくくなったり、まったく聞こえなくなったりする症状のことをいいます。

加齢によって起こる難聴である加齢性難聴は、年齢以外に特別な原因がないもの、とされています。加齢によって、蝸牛の中にある有毛細胞がダメージを受けて、その数が減少したり、聴毛が抜け落ちたりすることが原因と考えられています。有毛細胞は、音を感知したり、増幅したりする役割があるため、障害を受けると、音の情報をうまく脳に送ることができなくなってしまうのです。有毛細胞はいったん壊れてしまうと再生することはないため、加齢性難聴は治りにくいとされています。

加齢による聴力の低下は一般的に30歳代から始まるといわれ、高音域から始まります。30~40才代のうちはあまり自覚することはないのですが、高音域の聴力レベルは下がっていきます。60才代に入ると、一気に加齢性難聴に悩む人が多くなると言われています。60才代後半では3人に1人、75歳以上では約半数が難聴に悩んでいるとの報告もあります。

日常生活でできる耳の悩みの対処法

加齢に伴う耳の悩みである聴力低下は、老化現象の一種なので、誰にでも起こりうることです。ただ、進行を遅らせる、加齢以外の原因を避けるという意味での予防は可能だと考えられています。

耳にやさしい生活を送る

大音量でテレビを見たり、音楽を聴いたりすることを避ける。
騒音など、大きな音が常に出ている場所を避ける。
騒音下で仕事をしている人は耳栓を利用する。
静かな場所で耳をゆっくり休ませる時間を作る。

生活習慣を整える

栄養バランスのとれた食事を心がける。
毎日少しの時間でも適度な運動を続けるようにする。
規則正しい睡眠時間を確保する。
禁煙をする。