カルボニル化による水分保持能低下が髪の老け見えに影響する
本研究では、健康な日本人女性の40代~60代を対象に、同一人毛における毛髪の内部解析を実施した。その結果、加齢により黒髪と白髪のカルボニル化度の差が大きくなることが分かった。さらに、顕微フーリエ変換型赤外分光光度計(FT-IR)を用いた新規の毛髪内水分挙動測定方法の開発を行い、当該方法を用いた同一人毛による白髪と黒髪の水分挙動を評価した結果、白髪の水分浸透性が向上し、水分保持能が低下することを明らかにした。この差によって、高湿および低湿のいずれにおいても水分による髪の乱れが起きやすくなり、老けて見える一因になると推測された。
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第85回SCCJ研究討論会
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