遊離飽和脂肪酸誘発の皮膚の炎症に対するヨクイニンの作用
皮脂中での存在比率が高く、起炎性を有するパルミチン酸をヒト表皮角化細胞に接触させたときの炎症反応に対して、清熱・排膿効果を持つとされるヨクイニンエキスが与える影響を評価した。その結果、ヒト表皮角化細胞にパルミチン酸を接触させると、IL-6、IL-8、TNF-αの遺伝子発現量が増加したのに対し、ヨクイニン標準煎剤エキスで事前に処理した細胞においては、IL-6、IL-8、TNF-αの遺伝子発現量の増加を有意に抑制した。このことから、ヨクイニンはニキビ形成時、毛穴内部に発生した遊離飽和脂肪酸による炎症を抑制する可能性が示唆された。
学会・雑誌
日本薬学会 第141年会
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