クラシエ 子どもとおかしのアンケート Vol.19
新型コロナウイルス影響下における米国・中国・日本の家族間コミュニケーションに関する意識調査
クラシエフーズでは、「ねるねるねるね」をはじめとする知育菓子(R)を「子どもたちが、作りながら、遊びながら、楽しみながら自然と成長に必要な力が身についていくお菓子」として販売しています。
今回、クラシエフーズでは、米国、中国、日本の小学1年生から3年生までの子どもとその母親を対象に、「クラシエ 子どもとおかしのアンケート」第19弾として、「新型コロナウイルスの影響下における米国・中国・日本の家族間コミュニケーションに関する意識調査」を実施しました。
■主な調査結果:
Ⅰ.コロナの影響で登校できない期間、米国は「6ヵ月以上」が全体の2割と、中国・日本に比べて長引いた傾向。米国・中国での小学校のオンライン授業実施率は9割にのぼる!
登校していない間の勉強方法、米国・中国は「小学校のオンライン授業や課題」が最多。中国はそのほか、「塾のオンライン授業や課題」「通信授業への参加」など多岐にわたる。日本は「小学校の課題や市販の教材」。
Ⅱ.ステイホーム期間中に新しく手作りで始めたこと、米国・中国は「手芸」、日本は「お菓子作り」。
ステイホーム期間中に家族で始めたこと、「お菓子作り」「運動」「ボードゲーム/カードゲーム」が多数。
「夏祭りごっこ」「片づけゲーム」「学校ごっこ」など独自の遊びを見つける家族も。
Ⅲ.子どもがステイホーム中に頑張ったこと、米国は「お手伝い」、中国は「勉強」、日本は「規則正しい生活」。
ステイホーム中の家族の良い変化として、各国の6割以上が「家族と過ごす時間が増えた」と回答。
Ⅳ.子どもがコロナ収束後家族とやりたいこと、米国・中国は「公園で遊ぶ」、日本は「旅行に行く」。
■調査の概要:
・調査方法:インターネット調査
・対象エリア:米国、中国、日本
・調査対象:小学1年生から3年生までの子どもとその母親
・サンプル数:米国人の子どもと母親(米国在住)100組/中国人の子どもと母親(中国在住)100組/日本人の子どもと母親(日本在住)400組
・調査実施期間: 日本:2020年9月24日~9月25日/米国・中国:2020年9月24日~30日
・調査実施機関:株式会社ネオマーケティング
■調査結果サマリー:
Ⅰ.コロナ禍における登校状況とオンライン授業の実施について
Ⅰ-1. コロナの影響で登校できない期間、米国は「6ヵ月以上」が全体の2割と、中国・日本に比べて長引いた傾向。米国・中国での小学校のオンライン授業実施率は9割にのぼる!
米国、中国、日本の母親に対して、新型コロナウイルスの影響で子どもが学校に登校できなかった期間を尋ねた。米国では「6ヵ月以上」と回答した人が20.0%、「約5ヵ月間」が16.0%だったのに対し、中国では「約3ヵ月」が27.0%、「約2ヵ月」が20.0%、日本では「約3ヵ月」が38.5%、「約2ヵ月」が36.8%と、米国では中国・日本より登校できない期間が長かったことがうかがえる結果となった。
また、学校に登校できない期間、オンライン授業が行われていたかを尋ねたところ、米国・中国では90.0%が「オンライン授業が行われた」と回答した一方、日本では15.5%にとどまった。米国は登校できない期間が長かったものの、オンラインでの授業でのフォローアップが行われていたことが分かった。
Ⅰ-2. 登校していない間の勉強方法、米国は「小学校のオンライン授業や課題」、中国は「小学校のオンライン授業や課題」のほか、「塾のオンライン授業や課題」「小学校や塾以外の通信・オンライン授業への参加」など、多岐にわたる。日本は「小学校の課題や市販の教材」。
新型コロナウイルスの影響で子どもが学校に登校できなかった期間、子どもはどのように勉強していたかを尋ねた。
米国では、「小学校のオンライン授業に参加」(77.9%)と回答した人が最も多く、次いで「小学校で配布される課題を行った」が36.8%だった。
中国では、「小学校のオンライン授業に参加」(80.2%)が最も多く、次いで「小学校で配布される課題を行った」が70.8%だった。また、「塾でのオンライン授業に参加」(46.9%)、「小学校や塾以外での通信・オンライン教育に参加」(40.6%)、「塾で配布される課題を行った」(33.3%)など、多くの子どもが小学校以外でも勉強していることが分かった。
日本では、「小学校で配布される課題を行った」(81.7%)と回答した人が最も多く、約半数は「市販の教材で勉強した」(44.8%)と回答した。
Ⅱ.ステイホーム期間中に始めたことについて
Ⅱ-1.ステイホーム期間中、子どもがすることが増えたのは、米国は「ゲーム」、中国は「勉強」、日本は「テレビ視聴」。各国のコロナ禍における子どもの動向が明らかに。
子どもがステイホームの期間中、家で何をして過ごすことが多くなったかを尋ねた。
米国では、「ゲームをする」(73.0%)と回答した人が最も多く、以下、「テレビを観る」(63.0%)、「YouTubeを観る」「絵を描く」(51.0%)と続いた。
中国では、「勉強する」(71.0%)が最も多く、以下、「ゲームをする」「アニメを観る」(68.0%)と続いた。
日本では、「テレビを観る」(72.8%)が最も多く、以下、「ゲームをする」(65.8%)、「勉強する」(60.8%)と続いた。
Ⅱ-2. ステイホーム期間中に新しく手作りで始めたこと、米国・中国は「手芸」、日本は「お菓子作り」。
子どもがステイホーム期間中に新しく手作りで始めたことについて尋ねた。米国では68.0%、中国では94.0%、日本では47.5%が「新しく手作りで始めたことがある」と回答した。
さらに、何を始めたかを尋ねたところ、米国は「手芸」(38.2%)と回答した人が最も多く、以下、「料理」(35.3%)、「お菓子作り」(30.9%)と続いた。
中国は「手芸」(62.8%)が最も多く、以下、「小物の工作」(60.6%)、「おもちゃ作り」(44.7%)と続いた。
日本は「お菓子作り」(39.5%)が最も多く、以下、「料理」(37.9%)、「小物の工作」(22.1%)と続いた。
Ⅱ-3. ステイホーム期間中に家族で始めたこと、「お菓子作り」「運動」「ボードゲーム/カードゲーム」が多数。
「夏祭りごっこ」「片づけゲーム」「学校ごっこ」など独自の遊びを見つける家族も。
日本の母親に対して、ステイホーム期間中に家族で新しく挑戦したことや遊びについて、フリーアンサーで回答してもらった。「お菓子作り」「運動」「ボードゲーム/カードゲーム」などの回答が多く、家族みんなで楽しむ姿がうかがえる回答があった。さらに細かく回答をみると、「運動」では「子どもが苦手だった縄跳びに挑戦した」「YouTubeを観ながら家族みんなで自宅トレーニングをした」、「ボードゲーム/カードゲーム」では、「テレビゲームやスマホゲームを子どもも親もやりがちだったが、アナログなゲームをみんなで楽しむようになった」などの回答があった。
また、少数回答として「夏祭りごっこ」「片づけゲーム」「学校ごっこ」「テントでキャンプごっこ」など、遊びを創造して家族で楽しむ姿が浮かぶ回答もあった。
Ⅲ.ステイホーム期間中に頑張ったことや家族の良い変化について
Ⅲ-1.子どもがステイホーム中に頑張ったこと、米国は「お手伝い」、中国は「勉強」、日本は「規則正しい生活」。
子どもがステイホーム中に頑張ったことについて尋ねた。
米国は「家事などのお手伝い」(47.0%)と回答した人が最も多く、次いで「勉強をしっかりすること」(44.0%)、「できる限り家で過ごすこと」(41.0%)と続いた。
中国は「勉強をしっかりすること」(62.0%)と回答した人が最も多く、次いで「手洗いなどの感染予防対策」(58.0%)、「一人でできることはすること」(55.0%)と続いた。
日本は「規則正しい生活をすること」(54.5%)が最も多く、次いで「勉強をしっかりすること」(53.3%)、「手洗いなどの感染予防対策」(47.5%)と続いた。
Ⅲ-2. ステイホーム中の家族の良い変化として、各国の6割以上が「家族と過ごす時間が増えた」と回答。
ステイホーム期間中に家族間であった良い変化について尋ねた。どの国も最も多かった回答は「家族と過ごす時間が増えた」(米国:71.0%、中国:68.0%、日本:60.8%)だった。また、全体の約4割が「家族で遊ぶ時間が増えた」(米国:51.0%、中国:50.0%、日本:34.3%)、「家族の会話が増えた」(米国:41.0%、中国:52.0%、日本:36.0%)と回答した。
,b>Ⅳ.子どもがコロナ収束後に家族とやりたいことについて
Ⅳ-1.子どもがコロナ収束後家族とやりたいこと、米国・中国は「公園で遊ぶ」、日本は「旅行に行く」。
各国の子どもに対して、新型コロナウイルスの流行が収束したら家族と一緒にやりたいことを尋ねた。
米国は「公園などでいっぱい遊ぶこと」(67.0%)と回答した人が最も多く、次いで「旅行に行くこと」(56.0%)、「テーマパークに行くこと」(55.0%)だった。
中国は「公園などでいっぱい遊ぶこと」(76.0%)が最も多く、次いで「テーマパークに行くこと」(74.0%)、「イベントに参加すること」(60.0%)だった。
日本は「旅行に行くこと」「テーマパークに行くこと」(61.8%)が最も多く、次いで「公園などでいっぱい遊ぶこと」(48.8%)だった。
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