リアルタイムPCR法による生薬付着菌の検出法の検討(第3報)
生薬は天然物であるため様々な微生物が付着している。製品の品質を担保するために、原料生薬、生薬エキス及び製品に病原微生物である大腸菌やサルモネラが付着しているかを試験する必要がある。しかし、これらの試験は培養法を採用しており、対象となる微生物が目視で観察できる様になるには数日間を要する。そこで、培養法の代替法として、迅速に試験結果が得られるリアルタイムPCR法の適応可否について検討した。
試験の結果、柴胡加竜骨牡蛎湯の構成生薬、エキス及び製剤に大腸菌及びサルモネラを添加した場合、リアルタイムPCR法により検出でき、培養法の代替法として適応できる可能性が示された。今後は他の生薬を用いてさらに検討する予定である。
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学会・雑誌
日本防菌防黴学会 第46回年次大会
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